魔界の英雄が戻って来ました！ (ページ34)

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「えっ、ちょっと待って…………英雄が………ヤバい、情報量が多すぎて。」
「でも、魔界を救った英雄って戦いの後、死んだって。」
「カルエゴ先生、どう言う事ですか？」
カルエゴ「私も、どう言う理屈か知らんが、この１０名は正真正銘、
“魔界を救った英雄”で間違いない。」

「そんな凄い悪魔(ひと)達に、色々投げたのか俺等。」
「下乳に埋もれたい！」
クララ「わァ～、エギ～先生が担任なの！？」
カルエゴ「お陰様でなッ！
会議の日に濡れ衣で捕まって…………不在の間に貴様等の担任を押し付けられたのだ」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
獅音「ングフッ、カルエゴどんまい」大爆笑
カルエゴ「主に獅音、貴様のせいだ！！」大激怒
獅音「ぐはっ」

そう言って、９９％悪い獅音をカルエゴが殴った。

カルエゴ「外へ出ろ、アホ共！授業を始める。」
全員(問題児を含む)「……」ｻﾞﾜｯ

▶▶▶学校裏、高台▶▶▶

カルエゴ「前回の召喚試験と、この授業の結果で貴様等のランクを決定する。
内容は谷奥の旗までの競争だ。」
春香「何だか久し振りだね。」
蓮「そうだな。」
累「何年ぶりだっけ？」

カルエゴ「無敵にそびえる巨大な岩山と巣を守る怪鳥を避けて進め。」
「はいっ、使い魔先生！鳥への攻撃はアリですかァ？」
カルエゴ「構わん、殺しすぎは減点だがな。あと、使い魔先生と呼んだら殺す。
加えて今年は【囀り谷】のみをコースとする。」
サブノック「なッ待てィ！金剪の谷も通過コースであろう！！」
カルエゴ「あァ、何故か金剪の長の気が立っていてな。
今【金剪】は立ち入り禁止なのだ。」
サブノック「なっらっぬっ！己は金剪にする！金剪でなければ意味がないのだ！！」
カルエゴ「知るかッ、コースに変更はない！総員準備！！」
全員「「ハーイ！！」」
クララ「エギ～先生は？」
カルエゴ「私は後から追う。」

バサァッ！

奏「あれ？春香と蓮、累はどうするの？」ｺｿｯ
獅音「さあ？」
美空「春香と蓮、累は今世が人間だし。」ｺｿｯ
雷斗「安心しろ、兄さんと姉さんが事前に魔力を３人に与えていたから。」ｺｿｯ
３馬鹿「「「おぉ～！」」」
秀「静かに、周りに気付かれるだろ？」

カルエゴ「おい、そこ早く準備しろ！」
８人「「「「「「「「分かりました/はい！！」」」」」」」」
カルエゴ「用意はいいな？では只今より“飛行試験”を始める」