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サリバン「そう…
“あらゆる悪事に、その団体あり”と謳われる…


六指衆。
“足跡がない”…
ゆえに“彼ら”だと分かる。」


―――バチッチチ…

バチコ「…なるほど、つまり」



―――バチィ…

バチコ「このバルバトスが誇る、最強の弓の出番。
そういうわけですね…!!」

と、弓を出しながら言うバチコ。





サリバン「あっごめん、ちがうちがう!!」
バチコ「えッ」


バチコ「ちっ、ちがうんですか…」
サリバン「うん、大丈夫。おろしていいよ。」

そう言うサリバン。





サリバン「魔界が不穏に揺れている時こそ、生徒たちにより良い知識を与え、育て・守る。
教育者は、教育に専念すべきだよ。
我々大人が、彼らを導くことこそ魔界の平穏につながるんだから。
ねっ?」


バチコ「〜〜〜〜〜はっ
(これが…
これが、次期魔王候補…3傑サリバン公!!
やっぱり、言葉の重みがちがうぜ!!)」

サリバンの言葉に、感動するバチコであった。





サリバン「このまま、春香ちゃん、蓮くん、累くんの特別講師は継続してね。」
バチコ「はい!」


サリバン「3人は、人間だし。」
バチコ「はい!…ん?」

少し間があって、驚いたのだった。





バチコ「あわわわわ…」
オペラ「この事実を知っているのは、理事長と私…
それと、兄妹とバラム教諭のみです。」

慌てる彼女に、オペラは事実を話していた。





サリバン「キミの意志は尊重するよ。
今の会話の記憶を消すか…
僕らと一緒に、3人を守るか…」
バチコ「…そ」


―――ガチャ

春香「おはようございます〜」
蓮「オペラさん、今日の朝食は…」
累「何ですか…」


3人「「「って、バチコ/師匠!?なんで!?」」」

半分、眠りに入っていた3人が…
部屋に入ってきて、師匠がいたことに驚く。





サリバン「おっはよう〜
って、あれ?
他のみんなは、どうしたの?」


春香「兄さんと姉さん達なら…
キリト様とアスナ様たちに連れられて、早めに特訓に行きました。」


オペラ「なんと…」
サリバン「えぇ〜〜!?
それなら、言って欲しかった!!」

と、話していたのだった。





バチコ「(―――…人間。
なんだか…妙に、しっくりきちまったんだよな。
だって…
だって、悪魔じゃねぇってことはよ…)」

↓→←第146話 魔界の揺らぎ



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作者名: | 作成日時:2023年9月8日 10時

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