魔界の英雄が戻って来ました！【PERT１２】 (ページ40)

今日:31 hit、昨日:1 hit、合計:2,040 hit

第１４６話　魔界の揺らぎページ40

･

視点なし～

サリバン「やー、本ッ当に修業お疲れ様！
海斗くんも二葉ちゃんも優勝して「４(ダレス)」になれたし！
奏ちゃん、獅音くん、美空ちゃん…
蓮くんと累くん、春香ちゃんも昇級することができたよ！
バチコちゃんたちのお陰だよ！！」

バチコ「はっ、そんなっ…へへへ。」

そう褒めるサリバンに、バチコは照れる。
本当だったら、此処にラインハルトとアスナ達は来るはずだったのだが…
それに応じることはなかった。

サリバン「他の方々は、普通の悪魔では到達できない所まで達して…
バチコちゃんは、１５冠に匹敵する実力者だしね！」

バチコ「そっ、そんなっ
１５冠の方々のほうが、もっと強…」ﾋﾟﾀｯ

……………………

パイモン「ま～だ、ガキみでぇなもんばっか食うでるだか？
匂いまで、あんめぇぐて不快だべや。」

バチコ「あ゛ぁ゛ん？
そっちこそ、田舎くさくって近づかれたらキノコが生ぇらぁ。」
パイモン「なんだと、コラァァ？」

と、胸ぐらを掴み合う２人…
ということが、安易に想像できる。

……………………

バチコ「……
あの、服のシュミのわっっっるいずーずー女は別ですが…」

サリバン「ハッハッハ、仲良しだなぁ～」
バチコ「仲良くありません！！」

そう言うサリバンに、仲良くないと否定する彼女であった。

サリバン「……
君は人付き合いが苦手だから…
講師を引き受けてくれるかと心配だったけど…。」

バチコ「…そうですね。
最初は、顔だけみて帰ろうと思ってました
……でも。

でも今は…
ちゃんとあッチの弟子だと思っています。」

と、満面の笑みで言う彼女に…サリバン達もニコニコであった。

サリバン「さて！
じゃあ、大体お話も済んだし…
ここは片づけ！」

―――ゴポッ

サリバン「次の話といこう。」
バチコ「(“盗聴防止”)…バルバトス・バチコ、承ります！」

さっきとは、うってかわった重さに対応する彼女。

サリバン「まず、次の“１５冠の集い”が中止となった。」
バチコ「！」

サリバン「理由は、ここ数日…
頻発している、有力悪魔の失踪だ。

貴族会
戦場

あらゆる場から、高位階の悪魔が消えている。
原因は不明…
だが、元凶の目処はついてる。」

バチコ「めど？」

この元凶について、目処がついていると言うサリバン。
それに、質問する彼女。