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奏「これって、何ですかね?」
アメリ「さぁ…刻んでいれてみるか?」
獅音「レッツ、トライ!」
美空「お菓子っ、お菓子!」
ヘラをボールの中に入れようとする彼ら。
オペラ「(ハッ!まさかっ、この4人…
料理について、あんまりよく分かってない!?)」
《そう!!
3人は、兄さんと姉さんに食べさせる料理は完璧なのだ!
だが、友達と他の兄妹の為に作るものは…
何故か、ゲテモノになるのだ!》
奏「そう言えば、アメリさんは…」
獅音「お菓子作りの経験があるのですか?」
美空「教えて下さい!」
アメリ「おぉ、昔ケーキをな。
父に食べさせたが…
おいしすぎて、胸が焼けるように苦しいから…しばらく作るなと言われた!」
《一方、アメリは…根本的に料理ベタ…!!》
オペラ「(海斗さんと、二葉さんの所は大丈夫ですね。
しかし、これは…)」
そう、順調に作ってある2人のチーム。
彼らの作る料理は、ご飯系とデザートである。
奏「さあっ、続きです!」
獅音「次は卵を……よいしょっ」
―――べちぃん
オペラ「だから、何で丸ごと!?」
卵のカラを捨てずに入れた。
アメリ「生地は、さっくり混ぜる。
こうか…?」
―――サックリ…
オペラ「調理台ごと!!」
今度は、調理台ごとさっくりさせたのだ。
アメリ「この殻は、なんだ?」
奏「全部、入れましょう。」
アメリ「煙がでた。」
獅音「あ、イチゴが逃げたぞ!」
アメリ「オーブンは、どれだ?」
美空「直火にしては、どうですか?」
―――ちゅどーん!!
すると、厨房から爆発音が聞こえた。
それに、海斗と二葉たちも駆けつける。
海斗「えっと、これは何?」
二葉「禍々しいぞ、これ……」
―――オォォオオォ…
3人,アメリ「「……できた。」」
オペラ,兄妹「「できてない。」」
思わず、そう言う彼ら。
オペラ「いいですか?
貴方がたは、料理を根本から理解していないのです。」
海斗「首を傾げてはダメだよ。」
首を傾げる4人に、海斗がツッコむ。
二葉「いいか?
料理とは、正確な手順・丁寧な作業…
それと“気持ち”だ。」
雷斗「手順と作業なら、俺等が指導する。」
秀「なので、しっかり聞いて…美味しい物にしよう。」
春香「気持ちを込めて作るのですよ。」
そう言うと、いい返事をした4人だった。
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作者名:猫 | 作成日時:2023年9月8日 10時