第１４２話 タネ明かし ページ24
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視点なし〜
オチョ「はあっ、報告…します。
悪魔学校１年生のうち…元祖返りの傾向が近いのは数名…はあっ
中でも……ゴホッ
問題児クラスの者は、かなり素質があるかと…」
血を吐きながらも、報告するオチョ。
何を隠そう彼こそが、オロバスの記憶を操作した張本人なのだ！
―――バチチッ…
ガブリエル「で？オチョ…」
ウリエル「そのザマは、何なのかしら？」
報告書を見て、直ぐに燃やすガブリエルだった。
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オチョ「いや〜、欲しかったデータもとれたし…
楽しかったな〜収穫祭♡」
と、ルンルンしながら言うオチョ。
オチョ「案外すんなり、中には入れたし…
オロバス“くん”の記憶をちょいちょ〜いと弄れば証拠もな〜し！
は〜…本当に…
今日の私も実に“２番”であった。
“偽りの１番を支える”…
この愉悦こそ…２番信仰の喜び…」
と、妖艶な顔で言う彼。
そう彼は、元祖返りなのだ。
オチョ「さあ早く、ガブリエル様とウリエル様のもとへ帰らねば！
手土産の情報は万端！！
楽勝楽勝〜♪」
―――ドッッッ
すると、彼のお腹辺りを貫かれた。
―――バチバチチ…
オチョ「…ッ矢？」
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―――バチィ、バチチ…
ロビン「手ごたえありました。
Ｂ地区の南寄りですね、捉えました。」
彼(オチョ)に矢を放った者は、バルス・ロビンだった。
カルエゴ「よし、追撃しろ。」
ロビン［はい！］
と、魔通信を使いながら指示する。
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オチョ「…ッ
(見つかった！？バカなッ
認識の阻害する、最高位の隠密魔術をかけてもらっているのに…ッ)」
血を吐きながらも、そう思った彼。
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カルエゴ［シチロウの“虚偽鈴(ブザー)”で２日…
新任が集中して捜索し、さらに１日…
見つけるのに時間を食ったが…ようやく尻尾をつかんだ。
悪魔学校は、何人たりとも拒まん。
だが、無断で侵入し暴れた愚か者は…
決して無傷で帰すな。］
ロビン「…はい！」
カルエゴに言われ、そう返事するロビン。
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そして現在…
オチョ「クソが！！！
悪魔学校の飼い犬どもが！！
許さない…ッ
必ず、倍にして返してやるッ！！
クソッ、絶対ギッタギタにん……ぐ」
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作者名：猫 | 作成日時：2023年9月8日 10時
