魔界の英雄が戻って来ました！【PERT１２】 (ページ12)

今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:2,021 hit

第１３９話　褒め言葉ページ12

･

サリバン「それでは！
これより、収穫祭表彰式を始めます！！」

そう言うと、周りが騒ぎ出す。

サリバン「優勝者、カイトとフタバ…前へ！！」
２人「「はい！」」

理事長に言われ、近づく２人。

サリバン「双方、６６万Ｐと歴代で最高記録を残した。
よって、２人を８(ケト)に…」

―――「「ちょっと待った！」」

サリバンが言おうとした瞬間…止められた。
皆が、ザワつく。
その正体は…

「なっ、キリト様！？」
「アスナ様もいるぞ！！」
「他にも…ッ」
「なんだ、あの面子は！？」
「消失の魔王、デルキラ様とフィオラ様の前の魔王に仕えた者達が…勢揃いなんて！！」

そう、ちょっと待ったを言ったのは…
かつて、カイトとフタバが魔王だった時に仕えていた者たちが勢揃いしていたのだ。

サリバン「他の方々まで…」
キリト「お久し振りだ、サリバン。」
アスナ「すみません…位階昇級は、私たちが言います。」

２人が、代表してマイクを持つ。

キリト「今回、歴代で６６万Ｐを稼いだ２人は位階「４(ダレス)」とする。」
「「「「ええぇぇぇぇ！？？」」」」

無理もない、だって本当だったら８(ケト)でも可笑しくないのに…
そう言い渡されたのだから。

アスナ「お静かに…これは、私たちが決めたことです。
文句があるのなら、私たちに言いなさい。」

そう言うと、周りは黙った。

ラインハルト「皆さん、不服と思いますが…
これは、仕方のないことなのです。」

アルベド「ええ。こうも簡単に、
ホイホイ位階が上がってしまえば…
他の高位階(ハイランク)の者達が文句を言われてしまうわ。」

『オーバーロード』に出てくる統括アルベド。

カイン「でも、安心して下さい。
僕たちは、それを言うため“だけ”に来たのではありません。」

そう言うと、生徒たち、教師陣は『どう言うことなんだ？』と思ったのだった。

ユージ「…俺たちは、ＳＤ(セキュリティデビル)として…
２人に仕えることにしました。」
「「えぇぇぇぇぇぇ！？？」」

それもそのはず…
今までに魔王に仕えていた方々が、２人に仕えることを大々的に発表したのだから。

※『転生賢者の異世界ライフ』に出てくる佐野ユージ。

メープル「え、え～っと…私達からは以上です！」

そう言って『痛いのは嫌なので、防御力に極振りしたいと思います。』
に出てくるメープルは、マイクをサリバンに返した。