お昼寝詐欺 ページ6
「お布団を出すから机をしまうのを手伝ってほしい、ですか?」
「YES!さっき試したベッドに二人は正直に言おう。狭い!」
うん、狭い。あれは酷かった。
「すみません、僕が大きいから……」
「いや、そんな事はないぞ7S!気にするな!7Sが大きいんじゃない、ベッドが小さかったんだ。だってシングルですしおすし。」
1人用だもの、当たり前だよね。そんなわけでお布団を引っ張り出して7Sと雑魚寝しようと考えたのが、私の妙案と言うわけだ。
まずは机を片付けて部屋を広くする事から始めなければ……。
それにしても、私の部屋汚すぎ……!?あちこちに散らばるレポートやプリントの類。ファイルも散乱している。脱ぎ散らかした衣服がないだけマシかもしれないけど、それにしたって汚い。
「Aさん…?」
「7S、もう1個お手伝いありましたわ…申し訳ねぇ。」
「大丈夫ですよ。……もしかして、この部屋の掃除、ですか?」
「あっはっはっ!いやぁ……うん、その通りです。こりゃ今日はお昼寝お預けかもなぁ…。」
ポツリと呟くと7Sが少し悲しそうな顔をしたのを私は見逃さなかった。
(7Sは悲しそうにしている!?慰めるに決ってんだろコノヤロー。)
とは思ったものの、なんと言えばいいか分からずとにかくさっさと終らせてお昼寝に移行する事に決めた。
「これで終了!!」
時計を見ると、もう5:00だった。でもさすがは夏、まだまだ外は明るい。けど、個人的にそろそろお腹が空いてきたのでご飯を食べたい。
「冷蔵庫の中って何があったっけ。」
「夕飯でも作るんですか?」
不思議そうに後ろから尋ねる7Sに、そうそう、と返しつつ冷蔵庫を開けると、物の見事に何も無かった。
「……、7S。」
「?はい。」
「買い物に行こう。」
「一緒に、ですか!?」
あ、なんか後ろにキラキラが見える……。
そんなことを思いつつ、一緒に行かない?と聞いた。瞳をキラキラさせているだろう7Sは置いていかれてはたまらない、と言うように行きます!と元気な声で返事をした。
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Carlo(プロフ) - ちょこれ〜と厨。さん» アドバイスありがとうございます、参考にさせていただきますね。応援ありがとうございます、まだまだ拙い文章ですが頑張ります。 (2018年1月19日 20時) (レス) id: ba25b1f9ca (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれ〜と厨。 - 後は台詞が多いです、あくまで個人の感想なのでこれくらいが良い!って感じの方もいるでしょうが.......頑張って下さいね、応援しています。 (2018年1月19日 19時) (レス) id: 06f4a7a745 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれ〜と厨。 - とても、面白い題材の話ですね、文章もきちんとしていますし、なんだか惹かれていく感じでした。ただ、行間ですかね、読みにくいです、沢山開けるのも見にくいですけど......程よい行間を見付けてみたらどうでしょう (2018年1月19日 19時) (レス) id: 06f4a7a745 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Carlo | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月13日 13時