今日から… (ページ3)

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？？「着いたよ！転校生なら教務室いくよね？そこまで案内するよ、僕も遅刻カード書きに行かなきゃだし…」

彼はそう言いながら自分の靴を下駄箱に仕舞いながら私にスリッパを出してくれた。

？？「こっちだよ！」

階段をのぼり2階の1番端に教務室はあった。

コンコンコン
「失礼します、1年A組の伊沢拓司です。1学年主任の先生はいらっしゃいますか？」

彼がそう言うと教務室の奥から背の高い男性の先生が出てきた。

主任「伊沢、始業式から遅刻とはいい度胸してんじゃん？」

少し怒ったような、呆れたような感じで彼に話しかけていた。彼と先生が話しているのをみながら、彼の名前は伊沢さんと言うのか…なんて思っていたら

伊沢「じゃあ、僕クラス戻るね！」

伊沢さんは走って教室に行ってしまった。教務室に入ってなんて言えばいいのかな？なんて考えていると

主任「斑鳩さん、おはよう。伊沢から聞いたんだけど迷子になってたんだって？この学校初めてだと少し分かりずらいよね…｡始業式の間は教務室に居ていいからリラックスしててね！転入試験の結果斑鳩さんはA組だから！さっきの伊沢も同じクラスだからそんなに緊張しないでね！！」

そう言うと先生は始業式に行ってしまった。
やることがないので読書しながら待っていたら、緊張が和らいできてだんだん眠くなってきてしまった。