思春期って好きな人が出来ることですか？【アイナナ】【男主】 (ページ9)

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一織「え？...はい、わかりました...？那加原さん、またあとで。」

と言って、和泉は行ってしまった。

和泉ー！

三月「ごめんな、ちょっと聞きたい事があってな..一織がいるとA君が損するから！」

え？

なになに？怖い怖い

大和「単刀直入に聞くが、お前さん、イチのこと好きだろ。」

　『...........え？』

急にそんなことを言われた。

なぜだ。なぜばれた。

俺が混乱していると

三月「おっさん！急に言ったら混乱するだけだろ！何で俺たちがこんなこと聞くかっていうと、この間、一織から聞いたんだよ。走ってまで、一織に挨拶しに来てくれたって。だからっていうわけ。」

和泉、まだあの事覚えてたのかー！！

嘘だろ...

俺が絶望してるところに、

大和「大丈夫大丈夫。ばらしたりしないし。偏見持ったりしないから。第一、俺たちだって付き合ってるし。なぁミツ。」

え？

三月「ちょ！それ言わなくてよくない？」

そうなんだ。仲良いなぁとは思ってたけど

　『俺は和泉の事が好きです。』

あーいっちゃった。

大和「やっぱり。」

三月「じゃあ、一織の部屋案内してやるから、行ってきな。」

え？

和泉の部屋に？

　『無理です無理です！』

大和「よし、いくぞ。」

といって、無理矢理引っ張られました。

にかいどーさん、体でかいし、力が全然違うから文字通り、もがく程度にしかならなかった

大和「着いたぞ。行ってこい。」

　『無理ですって！』

というやり取りを大声でやったのが間違いだった。

中から和泉が出てきてしまったのだ。

一織「どうしたんですか？...あれ？那加原さん。」

大和「こいつをイチの部屋に入れてやってくれ。」

一織「良いですけど...どうぞ。」

　『.........ｵｼﾞｬﾏｼﾏｽ』

誘惑に負けた

くっ、精神面を鍛えよう←

一織「どうしたんですか？」

　『いや、別に何も...』

大和「話したいことがあるんだとよ。聞いてやってくれ。じゃ、俺はこれで。」

　『え、ちょ！』

大和さんは俺にウィンクしたあと、部屋を出ていってしまった。

たぶん、俺に和泉に告白しろと言ってるんだと思う。

無理に決まってる。

一織「話ってなんですか？」

　『あ、いやー、ﾅﾝﾃﾞﾓﾅｲﾃﾞｽﾖｰｱﾊﾊﾊﾊ』

一織「なんですか？」

と、強く言われた。

なので、決心した。

こんなに早く決心できた自分を誉めてやりたい。

　『俺、和泉の事が好きです。』