不死川兄弟と

不死川実弥と怪我 ページ16

師範は今任務中。予定だと今日帰ってくると聞いていたので私は師範の帰りを待っていた
するとｶﾞﾗｶﾞﾗと玄関が開いた。

『師範！おかえりなs…もう！こんなにボロボロになって帰ってきて！しかもその傷、また自分で傷つけたんですか？！どう見ても鬼に付けられたとは思えないんですけど!!!』

実弥「うるせェ早く手当しろ」

『まったく』

部屋に戻り私は師範の手当をし、ゆっくりゆっくり包帯を巻いていた

『師範、キツくないですか？痛くないですか？』

実弥「大丈夫だァ」

キュッと縛るとしばらくジッと師範を見つめた

実弥「ンだよ」

『自分の体を大事にしてください。師範は体も心も傷ついてるお方。そんな師範にできる事が何もできない自分は悔しくて悔しくてたまらないんですからね？』

実弥「お前は俺のそばにいりゃそれで良いんだよ、ったく」

ぽんぽんと優しく頭を撫でられたその手はとても温かかった。
ヤバい…ちょっと泣きそう。

『し、しししし師範！！！ご飯にしましょう！もうできてるんですからね！師範のためにご馳走用意したんですから！』

ササッと逃げるようにキッチンに向かった。
あぁ、涙脆いのどうにかしたい

今日のご飯はいつもよりも美味しく感じました。

不死川玄弥と入れ替わり(1)→←不死川玄弥と風邪(2)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す