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人間楽しみがあると時間はあっという間に過ぎるようで
『おばさ〜ん！！おじさ〜ん！！』
「お、来たなA！」
「Aちゃん時差ボケ大丈夫？」
『してない！いつもの100倍元気！！』
ついに特大イベント当日となっていた
ドイツから直行で東京に着き、そこからバスを使って青い監獄へ
そこで合流予定のよっちゃん家族を見つけ、思わず抱き着いた
実 家 の よ う な 安 心 感
ドイツでの話をしたり二人の話を聞きながら相槌を打って移動していると、背後からトントンと肩を叩かれた
振り返れば若い女性二人組で、全く面識のない人達
「あのっ、カイザー選手のインスタに載ってた人ですよね！？」
「友達って書いてありましたけど本当なんですか！？」
『…
「えっ、でもさっき日本語...」
『
「ちょ、もう行こ！そ、sorry！」
ドイツ語で対応すれば女性二人組は恥ずかしそうにパタパタと去って行った
まさかこんな所で弊害があるとは思わなかった。せいぜいドイツだけだと思ってたのに日本でも人気あるのか
う〜ん、面倒臭い。インスタの投稿消してもらお
「あら、Aちゃんいいの？」
『邪魔されたくないからいいのいいの』
「ドイツ語か？かっこいいな〜！Aは他の言語も喋れるのか？」
『聞いて驚け！俗に言うマルチリンガル！』
「Aちゃん昔から頭いいものね〜、よっちゃんも見習って欲しいわ」
『やだおばさん、よっちゃんにはサッカーの才能があるじゃん！天才だよよっちゃんは！』
談笑しながら座席に着けば、観客席には日本代表のユニを身にまとった人が沢山居た
青い監獄には毛ほどの興味もないようだ。ハチマキなんかもしちゃって
どうせなら青い監獄のグッズも出せばいいのに。喜んで買うわ
準備をしながら待機していると、観客の割れんばかりの歓声と共に選手たちが入場してきた
『よっちゃん11番！！』
「11番は強いの？」
『サッカーの背番号はポジションを表してることが多いから強さは関係ないかな。ただ10番はエースナンバーだよ』
「いやぁ感慨深いな、まさかこんな所で息子の勇姿を見れるとは」
U-20日本代表 VS "青い監獄"11傑 試合開始
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馬の骨(プロフ) - 深澄さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！ (2023年3月13日 21時) (
レス) id: d89792b31d (このIDを非表示/違反報告)
深澄(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！めちゃくちゃ私好みの小説ですw素晴らしい作品をありがとうございます！ (2023年2月27日 0時) (レス) id: c06de4bc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：馬の骨 | 作成日時：2023年1月31日 11時
