【緑谷出久】無防備な彼女 (ページ7)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:21,751 hit

7話＊ページ7

ほんの少しだけ注意…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《出久side》

Aちゃんに心配かけさせてしまった…

申し訳ない気持ちでお風呂に入り、今はリビングのソファーでくつろいでいる

Aちゃんはお風呂だ

テレビをつければ、

“人気プローヒーローのAに1日完全密着！！今日はAの私生活を………”

Aちゃんのヒーロー特集が放送されていた

画面に映る彼女は相変わらず可愛くて、キラキラしている

良いなぁと思いながらそのプロヒーロー特集を観ていると…

『わっ！！！！出久？！！！何見てんの？！』

「っ！！！ご、ごめんAちゃん！！」

『は、恥ずかしいなぁ、もう！』

慌ててチャンネルを変えるAちゃん

僕の隣に来て、ソファーにボスッと座った。顔が真っ赤だ

隣からシャンプーの良い香りがする

『…出久、休まなくて良いの？』

彼女は首をかしげながら聞いてきた。でも、

「…Aちゃん、少しだけ、ギュッてさせてください」

『うん』

Aちゃんのまだ火照った体を抱きしめた

『うっ…ちょっと出久苦しい』

「あっ、ごごごごめん！！」

少し腕に込める力を緩めた

『…どうかしたの？？』

彼女が僕の背中に手を回して聞いてきた

「…今日、かっちゃんや轟くんに嫉妬した」

『えっ』

「Aちゃんは、もっと自分が女の子なんだっていう自覚をもたなきゃ駄目だよ」

Aちゃんの目を見て言う

『…ごめんなさい』

「って僕も凄い偉そうになんかごめん！！！」

『…今度から気をつける』

「うん」

キスしたくなって、一度体を離す

彼女の後頭部と腰を引き寄せて、唇を合わせる

『んっ』

少し目を開けると、Aちゃんもうっすらと目を開けていて、目線が交わった

心臓がうるさい

僕が舌を入れたら彼女も応えてくる

『っ、、ん、、、、ふっ、、』

「…Aちゃん…」

長いキスのあと、顔を離すとAちゃんの目は潤んでいて、それがさらに僕の鼓動を早くさせた