【緑谷出久】無防備な彼女 (ページ4) - 小説

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4話ページ4

《出久side》

目の前でハグする二人

「A、ちゃん？…」

そのあとすぐ二人は離れたけど、轟くんは顔が真っ赤になっていた

それもそうだ、轟くんはAちゃんのことが好きだ。それに、かっちゃんも。

かっちゃんなんて僕が一人の時に、

「おいデク…！！俺はまだ諦めてねぇからな…本気で奪いに行くぞ」

なんてかっこいい台詞を言ってきた

今のハグはきっと、Aちゃんにとっては恋愛的な意味でやったことじゃないのだと思う

「よしっ、じゃあ、パトロール頑張るぞ！」

ニッと笑う彼女。

でも僕は、パトロール中モヤモヤした気持ちが続いたままだった

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作者名：ちょん | 作成日時：2017年7月12日 21時