フラグ ページ6
壮五side..
寮に帰り着いた時にはもう1日の4分の1が終わりかけていたので、音を立てるわけにもいかず、大人しく布団に入ることにした。
睡魔はもう既に潜んでおり、ひとつ瞬きをしようとしたところで、記憶が無い。
＿＿＿＿＿
＿＿
「そういや、Aの部屋ってまだ何もさわってないよな」
「はい、多分……」
何を言い出すのか、少し遅めの朝ごはんを食べた後、僕の方を向いてニヤリといつも以上に怪しげに笑っている。
そして案の定、思いもよらないことを言い出す。
「行ってきたらどうですか、彼氏さん？」
「いや、仮にも女の子の部屋ですよ！」
「ほれ、まぁこれを見ようぜ」
A大和さん、壮五に“部屋の様子見てきて”って伝言、お願いしてもいいですか?そこにもし、日記が2冊ほどあれば、ポストの辺りに置いておいてほしいんです。あれの続きにかなりページが空いてて、もったいないなぁって思い出しちゃって。
今日の夜中にでも勝手に取りに来るので……
Aらしい言い分だと笑ったものの、多分これは半分くらい嘘だ。人に嘘をつく時、Aはたらたらと言い訳を並べる癖がある。
他のみんなが気付いていなくても、辛いことがある時ずっとそうやって、みんなの輪から離れてきていた。
だから、そのラビチャを見て大きく頷いた。
……なのに、何だこれは。
散らかっている部屋にたまに見える下着やTシャツにハンガー、何故。
別に、ムラムラするとは言っていない。別に、そんな姿をしたAなんて、欠片も想像していない。そんなわけ。
「……なるほど、これがあのラビチャの真意ね……」
「や、大和さん、あの……」
「俺は手伝わないぞ〜。そもそも日記を探すのはソウに依頼されたことなんだから、放棄禁止。
てことで頑張れ〜」
メガネの奥で心底笑っている瞳が初めて憎らしく感じた。なるほど、この感情を三月さんはずっと感じていたのか。今すぐスクリュードライバーを持って来、彼の部屋の鍵を壊そうかと一瞬考えた。
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月詠(プロフ) - 紫月さん» 紫月さん、コメントありがとうございます！どこかでお見掛けしましたね、そういえば＾＾ 私も貴女の小説が好きです。まだ女々しい逢坂壮五ですが、頑張ってもっと素敵にしていきたいです。お互い、頑張りましょうね…！！ (2017年1月29日 18時) (
レス) id: 98d4e76db1 (このIDを非表示/違反報告)
紫月(プロフ) - 素敵な逢坂壮五をありがとうございます…(？)あの、この作品大好きなので更新待ってます、頑張ってください！！ (2017年1月29日 10時) (レス) id: 2a5ad171db (このIDを非表示/違反報告)
しゃーむ(プロフ) - 絶対値さん» 楽しみにしていますね^o^絶対値さんを見習って文才、ふふ、増やします…ふふ(・ω・) (2017年1月29日 9時) (レス) id: 3c4a9a3ade (このIDを非表示/違反報告)
絶対値(プロフ) - しゃーむさん» こっこんにちは……！！コメントありがとうございます、励みになります；；文才はね、ふふ、増やせますよ……ふふ…………長い間更新も返信もせずで申し訳ないです(；＿；)これからもよろしくお願いします（*＾＾*) (2017年1月29日 1時) (レス) id: 90121d8cec (このIDを非表示/違反報告)
しゃーむ(プロフ) - こんにちは(^^)素晴らしい文才で、尊敬しております。ストーリーも大変興味を惹かれるものです。ずっと応援しています。完結よろしくお願いします(*^^*) (2017年1月10日 15時) (レス) id: 3c4a9a3ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年1月5日 2時
