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急いでキメツ学園を出て、毛利探偵事務所に向かう。


ガチャッ


「…!Aちゃん…!」


泣きそうな蘭さんと園子さん、コナンくん。

そして、公安の風見さんと警察官の方が数名いた。


蘭さんたちに駆け寄る。

『どうしたんですか…?お父さんが逮捕されるなんて』

「わからない…!なんかお父さんがこの前のサミット爆破のテロの容疑者になってて…!」


…は?


『風見さん、説明してください。どういうことですか』

自分でもびっくりするほど低い声が出た。多分、今私は笑っていない。


「…そのまんまの意味ですが?」

バチバチと火花が散る。


『では、毛利小五郎さんがサミットを爆破する動機は?』

「…!そうだ!無いだろ?!」


「動機は署の方で聞きます。証拠は揃っているんです!」

話が通じませんね、


『なるほど…。では、その証拠とは?』

「現場に焼き付いた毛利小五郎の指紋、そして、彼のパソコンに入っていたサミット会場のデータ。これらがあれば十分でしょう」


『パソコンは単なる中継点に使われている可能性。そして、指紋は焼き付けやすい。このことは警察官であるあなたもご存知のはずですが?』


彼らも分かっているでしょうに。

毛利小五郎がこんなことするはずがないと。

となると、この証拠は偽造。

裏で公安が動いている可能性が高い。


でも、どうして?


『!!』

もしかして…!


理解した途端、目の前が怒りで赤く染まった。

こんなこと、許されるはずがない。



「…とにかく、話は署の方で」

「っおい、放せっ!」

半ば強制的に話を終わりにしようとした風見さんの手を毛利さんが払った。


沈黙が流れる。


「…では、今の公務執行妨害で逮捕します」

「っ!」


ガチャンッ


手錠の鈍い音が響く。


「お父さんっ!」

悲痛な蘭さんの声が聞こえる。




『…こんなこと、して許されると思ってるんですか』

風見さんの背中に投げかける。


「……」

風見さんは何も言わずに去っていった。




(今回の事件で、公安は協力できない。私たち鬼殺隊だけで動かないと…)


「…Aさん…」

コナンくんが不安そうに見上げて来た。


『大丈夫、私たちも今回は協力しますよ』

流石にこれは見逃せない。


ピーーー!


口笛で奏を呼ぶ。


『奏、鎹鴉のみんなで今回のテロ事件について、情報収集をして来てください。あと、お館様にもご報告を』


「分カッタ!」


奏は空へ飛んで行った。

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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月15日 14時) (レス) @page40 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めちゃくちゃ続き気になります!更新待ってます! (8月14日 20時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ハス - それぞれの正義を掲げ、進んでいく人たちがもう本当にかっこいいです!いつ続き出るかなと、毎日楽しみにしております。頑張ってください!! (8月7日 15時) (レス) @page40 id: 45098ead67 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています🥰 (2023年4月28日 11時) (レス) @page40 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めまして!ユナと申します! 小説を読まさせてもらいました!とても面白いです!続きの展開が気になります!更新頑張って下さい♪ (2022年12月12日 19時) (レス) @page40 id: 2353c44e43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なべちゃん | 作成日時:2020年7月22日 11時

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