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今日もポアロでバイトです!
「すみません、梓さん。毛利先生のところへお裾分けに行ってきます。」
「はーい了解です!」
お裾分け?そういえば、安室さんは毛利さんのお弟子でしたっけ?
『私も着いていっていいですか?蘭さんとはお友達なので。』
「…ええ、大丈夫ですよ。行きましょうか。」
相変わらず信頼されてないみたいですね…。謎は解けたのでしょうか?
階段を上がる。
「こんにちは、毛利先生。ハムサンドのお裾分けをしに来ました。お代はもちろん僕持ちで!」
「ああ?そこに置いといてくれ」
そこにいたのは競馬観戦をしながらダラダラしている男の人。そしてそれを呆れたように見てるコナンくんと蘭さん。
…この人が毛利小五郎?あの有名な?
「もうお父さんったら!もうすぐ依頼人の方が来るんでしょう?…ってAちゃん!」
『こんにちは蘭さん。ニコ』
「!!蘭、この人とは同級生なのか?!」
「そうよ、胡蝶Aちゃん。最近転校してきたの!」
「そうか。…こんにちは、私は名探偵毛利小五郎と申します。以後よろしく。」
…ストライクゾーンが随分広いですね。そして名刺、金ピカですね。どこかの筋肉ダルマを思い出します。
「お父さん!!ごめんねAちゃん!」
『いえ、大丈夫ですよ』
コンコン
依頼人の方ですかね?
「こんにちは、毛利さん。あなたに解決してほしいことがありまして…」
中年くらいの男の人が来た。名前は三上誠さんと言うらしい。
私も何か役に立つかもしれない、と言うことでお話を伺いました。相変わらず視線は痛いです。
「なるほど…誠さんの兄である浩二さん、直彦さんが四肢をもぎ取られた状態で遺体で発見された…。そして、犯人の手がかりが全くないと。」
安室さんが言う。酷い事件だ。だけど、見当はついてる。
誠さんは気配が稀血だ。おそらく兄弟全員稀血だったのだろう。
間違いない。これは鬼による事件だ。
(遅かれ早かれ私のところに指令が来ていたでしょう…)
「では、この名探偵毛利小五郎、事件を解決して見せましょう!」
「あ、ありがとうございます!」
握手をする二人。
「行くぞお前ら!」
なぜか私も連れて行ってもらえるらしい。…ありがたい。手間が省けます。
え?
まさかコナンくんも連れて行くんですか?
顔が強張る。
『コナンくん。約束してください。現場は危ないので必ず、私のそばにいること。』
私はコナンくんをまっすぐ見つめた。
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月15日 14時) (レス) @page40 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
霞(プロフ) - めちゃくちゃ続き気になります!更新待ってます! (8月14日 20時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ハス - それぞれの正義を掲げ、進んでいく人たちがもう本当にかっこいいです!いつ続き出るかなと、毎日楽しみにしております。頑張ってください!! (8月7日 15時) (レス) @page40 id: 45098ead67 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています🥰 (2023年4月28日 11時) (レス) @page40 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めまして!ユナと申します! 小説を読まさせてもらいました!とても面白いです!続きの展開が気になります!更新頑張って下さい♪ (2022年12月12日 19時) (レス) @page40 id: 2353c44e43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なべちゃん | 作成日時:2020年7月22日 11時