ちやほや、やきもち ページ22
〆．
年明け一発目のバイト。
実はシフト全然入れてなくて、あののんちゃんと喧嘩した日振りにお店に来た。
その前日に働いた以来。だから二週間振りかな？
冬休みだからだらけちゃった。
紫「ご予約のサトウ様ご来店でーす！」
「いらっしゃいませ！！」
おっと、仕事に集中しなきゃ！
今日はお客様がいっぱいで、新規を入れる余裕はあるけど休む暇はほとんどない。
一階のキッチンに照史さんとともくん、案内がはまちゃん先輩、パントリーにりゅうくん、ホールが私。
増えてきそうなら、多分誰かが二階を一人で任されるだろう。
「皆様お揃いですので、コースの説明をさせていただきます」
一階の奥の席は全部コース。三組。合計20人。
はあ、大変………。
大変、なんだけど、
客1「お姉さんべっぴんさんやな！」
客2「モテるやろ〜？」
「そんなことないですよぅ」
なぜかお客様が私をべた褒め。
客3「お、手ぇ綺麗やなぁ！」
客4「美意識高い子ええわぁ」
男女問わず高評価。
客5「ほんで？他のバイトさんと……どうなん？」
恋バナに興味がおありでしたか。
「実は気になる人がいて……ふふ、内緒ですよ！」
客6「お姉さんめっちゃ可愛いー！！」
ああ………楽しい。幸せ。
「３番さんと５番さん、次のコース料理お願いしますっ！」
橙「はいよー！」
緑「はいよっ！」
青「………………………」
りゅうくんだけ、なぜか不機嫌。
青「楽しそうやな」
「だって嬉しいんですもん！可愛いって……お世辞でも照れちゃう」
ニヤけるなぁ。
空いてるお皿やグラスがないか確認するついでに、ちやほやされに行こうかなぁ。
青「なんやねん、Aが可愛ええことなんか、俺が誰よりも知っとる」
「ほんと、どうしたんですか？」
青「A、何回言うてもわかってへんやん。俺………Aのこと好きやねんで？全部全部可愛ええ思うし、他のやつがAのこと可愛ええ思うんが気に食わん」
「あ……………」
真っ赤な顔。
紫「流星〜、１番テーブル追加ドリンクでハイボールと赤ワイン！」
青「……はいよ」
りゅうくんが背中を向けた隙に、慌てて客席に逃げた。
客7「今の男の子？気になってんのって！」
「……………内緒！です！」
どうせ私の顔も赤くて、誤魔化しなんて効かないだろうけど。
拗ねたように目を合わせてくれなくなったりゅうくんを見て、ドキドキがおさまらなかった。
〆．
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りぃな - この作品すごく好きで、もうすっかり居酒屋うぇすとの常連になってしまいました…笑 これからも大好きです！更新頑張ってください、応援しています！ (2020年10月25日 2時) (
レス) id: 6d972d4f2d (このIDを非表示/違反報告)
粋(プロフ) - 久しぶりの更新、とても楽しく読ませていた抱きました！続編移行、歓喜です！ (2020年10月22日 15時) (レス) id: 962e1b28b4 (このIDを非表示/違反報告)
Dreamgirl(プロフ) - とんでもないです！作者さんのペースでゆっくりでもいいので、更新いつでも待ってます。続編移行してくださるという報告だけでも嬉しいです！応援しています！ (2020年10月21日 18時) (レス) id: 19b6f6daaa (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - お久しぶりです！もう更新ないかなぁと思いながら待っていたのでとても嬉しいです！はゆなさんの余裕のある時に気楽に更新して頂けたらと思います。応援しています！ (2020年10月21日 14時) (レス) id: b3b8d3b067 (このIDを非表示/違反報告)
黄色パーナ - この作品大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年4月1日 0時) (レス) id: ceaebda915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年9月20日 17時
