居酒屋妄想日記 ４冊目

結果発表 ページ20

〆．



「…………………」



緑「ほら、ムスッとせんの」



黄「そんな顔しても可愛ええだけやし、負けは負けやからな」



「やだー！！」



線香花火対決で負けてしまったのは私。



最後まで残ったのは………



橙「俺ー♪」



「良かったぁぁぁ……」



桃「なに！なんで！」



緑「まあ、比較的マシなこと言う側やもんな」



青「…………覚えとけ」



紫「ねずみ花火…？」



青「当たり前」



舌打ちしたりゅうくんをスルーし、



みんなが照史さんの要望を待つ。



お手柔らかに……



橙「ほんなら、肩揉んでくれる？」



「え、」



えっ？



「そ、そんなことでいいんですか」



橙「別に、一晩かかるくらいのことお願いしてもええんやけど、そっちはAの全身を使わせてまうし」



「っ、か、肩もみ喜んでさせてもらいます！」



敬礼すると、全員に笑われた。



赤「肩もみかぁ、はー良かった」



青「俺やったら一晩中相手してもらうけどな」



紫「そ、それはまさか」



黄「はーまちゃん、はい、みんなも。風呂入り！」



赤「淳太〜一緒に入ろ！」



黄「絶対に嫌や」



平和だ……。



桃「……………A、肩もみ終わったら俺の部屋来て。あ、風呂も入って、歯磨きして、全部済ましてからな」



「…………あ、まさか線香花火対決の？」



桃「そう」



そっか。



全員での線香花火対決に負けたということは、のんちゃんとの線香花火対決にも負けたということ。



のんちゃんだからなぁ………。



…………ちょっとえっちな想像をしてしまい、慌ててかき消した。



「じゃあ照史さん、そこ座ってくださいね。私、手加減しませんよ〜」



橙「お、こわいなぁ、ほんならお願いしまーっす」



お風呂に向かった大学生組……や、子どもたちと、花火の片付けをするともくん、はまちゃん先輩。



ここに残った人のために飲み物を用意してくれる淳太さん。



穏やかな光景を眺めつつ指に力を込める。



橙「いたたたた！！！」



「わあ、凝ってますねぇお客さん」



橙「そうなんすわぁ……あいたた、効く〜」



なんだかんだ気持ち良さそうで何より。



………好きな人にこんな形で触れることが出来て、



ちょっとドキドキしたのは内緒。



〆．

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