居酒屋妄想日記 ４冊目

女王様の命令 ページ30

〆．



「「王様だーれだ！」」



「あっ、私だっ」



桃「A！？女王様やん♡」



うーん。



まあここは、男性しかいないということを考えて。



「２番と６番が、キス」



全員「「！！！！？？？」」



自分に全く被害の及ばない命令。一部にウケるかもしれない。



緑「まっ、ちょっ、俺やん…」



青「俺やわ」



赤「良かったぁぁぁ！！グ ロいもんやなくて！」



橙「お？重岡くん？誰やったらグ ロかったんかな？」



紫「この二人って、Aとキスしたことある二人やな」



桃「は！流星もしとったん！？くそが！！」



黄「口悪いわ」



青「あー、はまちゃんには言うたもんな〜ポロッと」



赤「……………………」



「……………………」



大毅くんと顔を見合わせる。



大毅くんともした上に、彼が一番ハードだったなんて、口が裂けても言えない。



とりあえず見守る。



青「神ちゃんはどうやってAにキスしたん？」



緑「ああ……事故やねんけどさ、こう、頭をがっと引き寄せるだけのつもりやったのに、」



ちゅっ



緑「こうなってん」



青「あー、なーるほど」



桃「もっとなんかないん！？なんでそんな冷静なん！！」



緑「ちなみに二回しました。流星は？」



桃「無視か！！……二回もしたん！！？」



のんちゃん喚いてる。



私、第三者視点で再現VTR見てる気分。



青「俺は、もう我慢出来んくて」



ちゅ、



緑「あー。結構一瞬？」



青「うん」



橙「二人とも真顔すぎん？」



赤「神ちゃん……」



黄「なんや、しげはソッチか」



「ふふ！満足です！」



紫「え、Aもそのサイドの人？」



「いえ……でも綺麗なものを見せていただいたなと」



桃「……………ふんっ！」



橙「そか。ほんなら、次行こ」



サラッとしてるなぁ。気まずくならなくて良かった。



「「王様だーれだ！」」



黄「あ、俺？」



赤「一番ヤバいやつに渡った！」



桃「絶対王政を許すな！」



緑「それ王様ゲーム成立せんから」



淳太さんかぁ。



どんな命令なんだろう？



黄「じゃあ………２番は、」



あ、私だ。



黄「寝る時、俺の部屋に来ること」



「えっ…！？」



赤「はあ！？」



桃「Aの番号知ってたん！？ずっる！」



黄「ええやん。王様の命令は？」



「絶対………」



夜はまだまだこれから、らしい。



〆．

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