検索窓
今日:6 hit、昨日:39 hit、合計:455,874 hit

花火 緑side ページ47

〆.



「あのっ、なんか、なんかわかんないんですけど……っ、すごく、智洋先輩が愛しくなったと言いますか………っ!」



しどろもどろに伝えられたAの気持ち。



そっか。それが今の気持ちなわけね?



「お付き合いしてないのにおかしいと思うんですけど………しても、いいですか?」



Aからしてくれるみたい。



緑「俺からしたいねんけどな〜。あかん?」



ちょっと平静を装ってみたけれど、内心バックバク。



だってもう、全部持ってかれた感じするし。



ええよ、唇も心もAのもんや。



まだ金魚すくいしかしてへんけど、気持ちは昂ってしまった。



Aの頬に手を添えて、



今度こそ俺の意思で、口付けた。



「ん……」



その瞬間に、花火が上がる。



緑「え、」



大きい音にびっくりして、思わず唇を離してしまったけれど、



花火の輝きをまとったAが綺麗で、もう一度、吸い寄せられた。



「………へへ、智洋先輩、大好きです」



はにかむから、ちょっと理性が危うくなる。



緑「……よし。さっきの勝負は俺の負けやから、何か買ってくるわな」



「え、一緒に行きましょ?」



離れたくないんです、って言われたらもう……な?



Aとはぐれへんように、しっかり指を絡めた。



「かき氷…!食べたいです!」



緑「良かったー。何味が好き?」



「うーん………いちご?」



緑「俺はブルーハワイにしとこかな」



「ブルーハワイって、名前ちょっといきってますよね」



緑「アメリカかぶれ?」



「んん…」



そんなん思ったことなかったわ。



Aとおったらおもろいなぁ。



緑「ブルーハワイ食べてみ、アメリカかぶれかどうかわかる」



「…………いちごと同じ味です」



緑「らしいなぁ」



Aは納得したように頷いた。



ナチュラルな間接キスには、もうドキドキしてくれへんのかなー。



花火は次々打ち上がってて、なんや景気ええなあ。



緑「Aは、うえすとのみんなと写真撮った?」



「あー、大学生組とは」



やろうなぁ。



緑「ほんなら俺らは、花火見ながらのツーショットにしよか」



今、花火大会に来てる俺にしか撮れない、Aの姿。



自慢したろ。



〆.

ナンパ→←独占欲強い 緑side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (477 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1612人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

モン(プロフ) - ストーカーに連れ去られそうになった時に現れる神山くんがみたいです、、!!! (2018年8月25日 5時) (レス) id: e7be3e9b8b (このIDを非表示/違反報告)
azukinako(プロフ) - またかいな!!って思うかもしれないんですけど、ストーカーのもうちょっとエスカレートてしまった話が読みたいです!!リクエストです!!よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年8月23日 1時) (レス) id: e717d1acf8 (このIDを非表示/違反報告)
みく - 呼び方は大くんがいいです!オチは神ちゃんか淳太くん希望です!いつも見てます!これからも頑張って下さい! (2018年8月22日 23時) (レス) id: 4b5bbab9a8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも陰ながら応援させていただいております!呼び方は大毅くんがいいです!オチは流星さん希望です! (2018年8月22日 23時) (レス) id: 9f593ee763 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - あえて先輩呼び続行がいいです!!オチはぜひハマダか淳太先輩で!お願いします!居酒屋うぇすとで働きたいです…!大好きです応援してます! (2018年8月21日 21時) (レス) id: 302a30ab33 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はゆな | 作成日時:2018年7月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。