待ち合わせ場所は ページ42
〆．
花火大会当日。
「ありがとうございます」
橙「ええよええよ」
照史さんが、待ち合わせ場所はうえすとにしたら？と提案してくれた。
うえすとは冷房が効いていて涼しいし、待ち合わせ時間は混む少し前。
橙「オレンジジュースはサービスな」
「本当にありがとうございます」
橙「綺麗な浴衣姿見せてくれたから、ええよ」
「ふふ、似合ってますかね」
思い切って新しく買った浴衣。
白地に薄紅色と草色の波が描かれ、涼しげと言うよりは明るくて柔らかな雰囲気のデザイン。
ヘアアレンジもちょっと頑張ってみたりして。
黄「照史、ごめん遅なったわ」
橙「ん？ええって、まだ可愛ええ子が一人おるだけやから」
黄「え？……あ、Aか。浴衣、よう似合ってる」
優しく微笑んだ淳太さんは、私の姿を見て少しだけ顔を赤くした、気がした。
紫「あっきとー！じゅーんたー！……ん？A！？」
やっぱり浴衣って新鮮なんだな。
「えへへ、はまちゃん先輩、こんにちは」
紫「あ！花火大会？！どーりで浴衣の人多い思ったわ！でもAが一番綺麗やな！」
「ありがとうございます、素直に受け取っときますね」
褒められて嫌な気持ちになんてなるわけない。
淳太さんとはまちゃん先輩が着替え終えて降りてきてすぐ、お客さんがやってくる。
黄「ご案内します」
二人はバイトさんより入り時間が早めなんだよね。
私は入口近くのボックス席に座っていたから、入ってくるお客さんがみんな私のことをチラ見していく。
自意識過剰かな？
微かに「可愛ええ…」なんて声が聞こえたりして、照れちゃう。
そんなお客さんの後ろに、紛れるように入ってきたのは流星先輩。
青「はよっす」
橙「いやいや、挨拶適当過ぎるやろ。あと、ドア閉めて？流星最後やろ？」
青「しげが今自転車停めてるから」
橙「あ、そうなん、すまんすまん」
青「許さん」
どんなやり取り…。
くすっと笑うと、それに気付いてか、流星先輩の視線が私の方に向けられる。
青「……………、A」
みんな私の名前呼ぶんだけど、どうしたのかな。
青「……このままデートしたい」
橙「こらこらこら、君は今から勤務！浴衣やなくて制服に着替えてくださ〜い」
流星先輩が思い切り距離を詰めるから、唇がぶつかっちゃうかと思った。
〆．
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モン(プロフ) - ストーカーに連れ去られそうになった時に現れる神山くんがみたいです、、！！！ (2018年8月25日 5時) (
レス) id: e7be3e9b8b (このIDを非表示/違反報告)
azukinako(プロフ) - またかいな!!って思うかもしれないんですけど、ストーカーのもうちょっとエスカレートてしまった話が読みたいです!!リクエストです!!よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年8月23日 1時) (レス) id: e717d1acf8 (このIDを非表示/違反報告)
みく - 呼び方は大くんがいいです！オチは神ちゃんか淳太くん希望です！いつも見てます！これからも頑張って下さい！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 4b5bbab9a8 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - いつも陰ながら応援させていただいております！呼び方は大毅くんがいいです！オチは流星さん希望です！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 9f593ee763 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - あえて先輩呼び続行がいいです！！オチはぜひハマダか淳太先輩で！お願いします！居酒屋うぇすとで働きたいです…！大好きです応援してます！ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 302a30ab33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年7月12日 21時
