【ハイキュー!!】日と影と山と月と雲【男主】

44:烏養コーチ登場 ページ48

Asaid

「お疲れ様ー」

放課後の練習をしていると、武田先生が入ってきた
それを見た澤村さんがすかさず集合をかける

「紹介します。今日からコーチを担当してもらう、烏養くんです」

武田先生の後ろから坂ノ下商店にいた人が入ってきた
…どうやら音駒との試合までの間、コーチをするらしい…

「お前らがどんな感じか見たいから、6:30からゲームな
相手はもう呼んである…」

そう言った後、烏養コーチは「烏野町内会チーム」と付け足した


「おーし、そろそろ始めるぞー」

町内会の方々が到着したのを見計らって、烏養コーチが声をかける
平日の急な招集に、町内会チームは3人程欠けていた

「あっ、旭さんだ！旭さーん！！」

体育館の窓に張り付きながら、外に居るであろう『旭さん』に声をかける
田中さんと日向がソワソワしている
僕は戸口の方へ目線を向ける
戸の影から、170cm後半で、黒のジャージを着た東峰さんが出てきた

「後は、セッターか…」

そう呟いた烏養コーチに菅原さんが動く
影山はそれを見て目を鋭くさせる

「もう一度、トスを上げさせてくれないか、旭！」

強い目で東峰さんを見る

「負けないから」

…強い…
そう思わせるような、表情で菅原さんは町内会チームの方へ歩いて行った

「東雲、ちょっといいか」

澤村さんに呼ばれて、振り向けば澤村さんと縁下さんがいた
…言いづらいことでもあるのだろうか…
澤村さんは縁下さんを指しながら言う

「東雲のレシーブを見込んで、だ…
…リベロをやってくれないか？東雲の所には縁下が入るから」

澤村さんは少し困ったようにしている
…あれ、おかしいな…
僕は引きつりそうになった顔を俯いて隠した

「大地さん…俺は別に・・・」

縁下さんは眉をハの字にした
僕は小さく息をついて、顔を上げた
…笑顔になれているだろうか…
内心そう思いながら言う

「分かりました、リベロですね…蛍と日向と交代ですね」

澤村さんと縁下さんは「ありがとうな」と礼を言った



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久しぶりの更新…！

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