断られた。 ページ8
.
「せめて連絡してよ」
『その方が驚くと思ったんだもん！連絡しなかったら私のこと少しは気になるでしょ？』
少しどころか、たくさんしたけどね。
「てゆうか昨日、Aが急いでどっか行くとこ見たんだけど」
『うげっ、見られてた。あれはね、材料きれたからさ 買いに行ったんですよ』
なんだ、そうだったんだ。他の男に会いに行くのかと思ってたよ。
まあでも、部屋着で会わないか。ちなみに僕は、Aの部屋着見たことありますよ。
『それで、お味は？』
「美味」
『美味しいって言ってよ〜！』
多分、Aが作ってくれたからかな。より美味しく感じる。
美味しそうに食べるAを見ると、安心してくる。今年のクリスマスも、Aと一緒に過ごすことが出来たと。
『なに、じっと見てどうしたの』
「たった2日ちょい会ってなかっただけだけど、なんか寂しかったよ」
『え！？』
「いや、僕ってやっぱりAが好きなんだって思った」
『えー！？なにそれ！？なんでそんなに素直なの！？』
ああ、言うんじゃなかった。たまには素直に言うのもいいかな なんて思ったけど。予想通り Aがうるさい。
『好き！蛍ちゃんすきよ！あいらびゅー！！』
「Aうるさい」
夜になって、Aは家に帰った。もう少し一緒に、なんて。
外はまだ雪が降っていて。朝はこんなホワイトクリスマス 最悪って思ってたけど、いいホワイトクリスマスになってよかった。
ふと携帯を見ると、Aからメッセージが来ていた。
"雪が止みませんね"
これを見た僕は にやにやが止まらなかった。
"そうですね"
そう返信した。
今夜はまだ、雪が降りそうだ。
ドタキャンされたクリスマスの予定。なんだかんだ一緒に過ごせたから、結果オーライってやつか。
" 雪が止みませんね "
" あなたへの想いが止まらない "
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
中学で強豪のバスケ部でマネージャーだった彼女は、高校では強豪のバレー部でマネ...
【ハイキュー!!】脳に似た子がマネージャーに居るそうです
【黒尾鉄朗】夏色 Sparkling Soda.�供畋�3体育館組】
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
榁井(プロフ) - 菖蒲さん» コメントありがとうございます！ツッキーは表に出さずに心配しそうだなーと思って書きました笑 (2019年12月27日 14時) (
レス) id: 449d801ec5 (このIDを非表示/違反報告)
菖蒲(プロフ) - 読む日が少し遅れてしまったのですが、とても面白かったです！月島君推しなので尚更…夢主ちゃんの努力可愛かったし、月島君の心配の仕方もそれらしいな、とキュンキュンしました！ (2019年12月27日 13時) (レス) id: 74cd77a618 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：榁井 | 作成日時：2019年12月25日 18時
