断られた。 ページ2
.
「じゃあ片付けー」
「おーす」
部活が終わり、片付けの時間になる。
外は寒いのに 体育館の中は暑くて。汗を拭きながら、ネットやボールを片付ける。
今日は12月23日。
ということは明日はクリスマスイヴなわけで。明日の部活のあと、1人だーと言っている人もいる。
僕にはちゃんと予定があるのだ。彼女のAと一緒に過ごす予定だ。
特に何をするとか、遊びに行くとかは決まってない。
Aは僕とは正反対で明るい性格。けれど、イベントに特別なことをするとかは好きじゃないらしい。
何より寒いし、そんな中わざわざ外に出たくもないし。
Aと一緒に居られれば、僕はそれでいい。
片付けも終わり、体育館を出た時だ。
ポケットに入っている携帯が鳴った。
「ごめん山口、ちょっと電話してくる」
「わかった、待ってるよ」
体育館の入口から少し離れ、携帯を見る。電話をかけてきたのはAだった。
通話ボタンを押し、携帯を耳に持っていく。
「もしもし、」
『あっ、蛍?部活終わった?』
「うん、どうしたの」
『言いたいことがあって、』
『ごめん、明日予定入った!一緒に過ごせなくなった!』
「は、」
27人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
榁井(プロフ) - 菖蒲さん» コメントありがとうございます!ツッキーは表に出さずに心配しそうだなーと思って書きました笑 (2019年12月27日 14時) (レス) id: 449d801ec5 (このIDを非表示/違反報告)
菖蒲(プロフ) - 読む日が少し遅れてしまったのですが、とても面白かったです!月島君推しなので尚更…夢主ちゃんの努力可愛かったし、月島君の心配の仕方もそれらしいな、とキュンキュンしました! (2019年12月27日 13時) (レス) id: 74cd77a618 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:榁井 | 作成日時:2019年12月25日 18時