帝国桜華学園生徒評議会

第１８話｛理由！！｝ ページ27

IN保健室

あ「はい！手当て終わりましたよ！アレックスくん」

ア「Thank you！Dr.AOI」

あ「いえいえ」

……なんなんだ。こののほほんとした空間は！！

桐「まあ、何はともわれ。無事で良かったよ」

『ああ、流石に吹っ飛んだのはビビったけど……』

ア「面目ナイ……ﾃﾞｽ」

かなり落ち込んでいるアレックス。

好きな人に吹っ飛ばされたからなのか、試合に負けたからなのかは分からないが

ア「僕、何デコンナニ落チ込ンデイルンデショウカ……」

あ、本人も分かってなかった

詩「失礼します」

そこへ、詩織先輩がやってきた。

入ってくるなり、アレックスに冷ややかな視線をぶつけ、怒った様子で疑問を口にした。

詩「アレックス。今日は何故、棄権しようなんて馬鹿な考え持ったの？舐めてるの？」

まあ、そうなるよね……

当のアレックスは、顔面蒼白で震えている。

ついでに桐矢も震えている。

……どうしたお前

ア「違イマス！！ソンナツモリジャ……」

詩「じゃあ、どういうつもりだったの！？あの場で、戦う以外に大切な事が貴方にはあったと言うの！？」

あまりの剣幕に、あーくんの後ろに隠れるアレックス。私の後ろに隠れる桐矢。

……だから、なんでお前！？

てか、もう言っちまえよアレックス。

めんどくさいな……。

ア「ﾎﾞ、僕ハタダ……」

お、言うのか！？

興味を持ったのか、桐矢も私の背中から顔を出す。

ア「詩織サンヲ傷ツケタクナクテ……」

『……言ったな』

桐「かなり遠回しだけどな」


詩「……何故」


あー、それ聞いちゃうか！！詩織先輩！！

私と桐矢は、二人揃って頭を抱えた。

もしかしなくても……詩織先輩ってかなりの鈍感なんじゃ……？

ア「……I love you」


言ったァ”ァ”ァ”ァ”ァ”！？

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次回予告のコーナー！！

『遂にアレックスが告白！？』

桐「詩織先輩の答えとは！？」

『次回！！｛答え！！｝』

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