帝国桜華学園生徒評議会

第１４話｛第一回戦、決着！｝ ページ20

村「御子柴財閥は国内有数の軍事財閥だ。……腕には自信があるのだろう？」

美「いえいえ、そんな！……でも、知っていますか？御子柴家には代々、このような言葉が伝わっております」

そう言って美麗さんは構えていたシャベルを下ろす。

美「御子柴の人間はどんな戦においても……戦わずして勝つ……と」

美麗さんのその言葉を合図に地面から大量の蔦が現れ、村瀬を一瞬で拘束する。

村「！？」

美「さあ、これで戦闘不能。大人しく降参して下さい」

優しく微笑みながら言う美麗さん。

しかし……

村「この程度の拘束か……ぬるいな」

村瀬が蔦を切り刻み、脱出した。

すかさず、新しい蔦を出そうとする美麗さんだが、村瀬が能力を発動する。


親指と人差し指を立て、美麗さんに向ける。俗にいう『バーン』のポーズだ。

美麗さんをしっかり見据え、技名を口にした。

村「その能力、校則違反だ。《規則制限(きそくせいげん)》」

その瞬間、美麗さんが校庭に召喚していた欅の大木や、蔦たちが消える。

※《規則制限(きそくせいげん)》相手の能力を数分間だけ封印することが出来る。

狼狽える美麗さんを峰打ちで気絶させ、戦闘不能にした。

一瞬で逆転して見せた村瀬に会場が湧く。

『……つえーな』

桐「ああ、やべーよ」

《Winner村瀬楓、Loser御子柴美麗。End game》

再び聞こえた機会の声で、試合が終わった。

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次回予告のコーナー！！

桐「遂に次は俺の試合！」

ア「Kiriya, obstinate！」

桐「おう！何言ってるかわかんねーけど頑張るぜ！！」

『桐矢の相手はなんと……？』

桐「え！？この人！？」

『次回！！第１５話｛ショタＶＳナルシスト！｝』

美化委員会委員長→←第１３話｛堅物ＶＳお嬢様！！｝

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