帝国桜華学園生徒評議会

第１２話｛頑張れ！アレックス！｝ ページ18

そのままアレックスは詩織先輩とお話するとかなんとか言って、どこかへ消えてしまった。

『……まさか、アレックスに好きな人がいるとはな……』

桐「意外だよな……。そういうの知らなそうな顔してんのにな」

まあ、アレックスが幸せならいいか。

『……で、お前の好きな人って誰？』

桐「教えねーよ」

『は？』

桐「俺、秘密主義だから」

んだと！？この私に逆らうのか！！？

と、桐矢を問いただそうとしたらアレックスが帰ってきた。

『……おかえり』

桐「どうだった？」

私たちが聞くとアレックスは嬉しそうに、１冊の本を取り出した。

ア『先輩ガ貸シテクレマシタ！僕ニモ読メルダロウッテ！！』

アレックスが取り出した本の題名は……



《森のくまさん》



……絵本だった。


『これ絶対舐められてるって！！ねえ！！』

桐「アレックスが幸せならいいじゃねーか。夢壊すようなこと言うなよ」

『お、おう』

ア「僕コノ本５万回クライ読みマス！！」

『そ、そうね。うん、頑張って』

ア「ハイ！」

詩織先輩。

あなたは凄い人だ。……ある意味

桐「で、告白とかしないの？」

桐矢の言葉に顔を赤くするアレックス。

ア「コ、告白ナンテ！デ、出来マセンヨ！恥ズカシイ！！」

((コイツ……ウブだ！！))

まあ、とりあえず……

桐「『頑張れ！アレックス！』」

ア「ハイ！！」

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次回予告のコーナー！！

桐「遂にやってきた評議会！！」

『所詮はまさかの組み合わせ！！』

桐「全力で頑張ろうぜ！！」

『次回！！第１３話｛堅物ＶＳお嬢様！！｝』

第１３話｛堅物ＶＳお嬢様！！｝→←図書委員会委員長

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