宮城には『苧環』という名の最強のクラブチームがありました２

皆となら ページ6

いつだったか忘れたけど、バレーをやって楽しそうな風馬を見て、なんだか羨ましくなった。

彼が演じないで笑うのを見たのが衝撃的だった。

親を説得して、苧環のマネージャーになる為の筆記試験を受けることになった。

バレーの雑誌やルール本などを読んで必死に勉強した。

風「お前、なんでバレーの本読んでんだ？」

小「ちょっと興味があったから」

風「ふーん」

風馬には内緒にした。

反応が面白そうだったから✭

この辺りから風馬とキャラを似せるようになった気がする。

猛勉強の末、見事試験に合格した。

いざ、飛び込んでみると……

想像以上のスパルタさで、なのに皆笑顔で練習しているのを見て、皆は本当にバレー馬鹿なんだなぁと思った。

練習帰りや試合帰りの時に、皆で買い食いしたり、時には問題起こしたり、学校のプールに勝手に侵入したこともあった。

私が小中学校時代に出来なかったことが、こんなにも簡単に出来てしまった。

これからも、ここに居たいと心から思える場所だった。


皆とならどんな事でもできそうな気がするんだ。


……そう思ってるのは私だけだろうか？


【雪雫小雪】という花が開花した瞬間だった

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