宮城には『苧環』という名の最強のクラブチームがありました２

チーム苧環！！！ ページ44

ガラッ！！

風馬が扉を開け放ち、でんぐり返しで突撃する。

……何やってんだコイツ

風「警察だ★手を上げろ★」

指で銃の形を作って構える風馬。どうやら警察になりきっているらしい。

小「ここは我々に占拠された✭無駄な抵抗をした瞬間に爆破するぞ✭」

爆弾(レプリカ)を構える小雪。どこでそんなの買ったんだお前……。

湊と優が背後から二人に蹴りを入れ、毒を放つ。

湊「問題起こしてばかりの私達が警察とか、笑えないからマジやめて」

優「警察なのかテロリストなのかどっちかにしろよバカ」

優、そういう問題じゃないと思うぞ？

美「もうやめてよ……変なヤツらだと思われちゃう」

大丈夫だ美麗。既に変なやつだと思われてるぞ。見ろよ、みんなの様子を！ポカンっとしてるぞ！！手遅れだ！！

『実際そうだろ』

私の隣で……

瑠「明日陽、俺の後ろに隠れるな。前にでろ」

明「無理だよ！！怖いよ！！みんな見てるよ！！」

というでこぼこコンビのやりとりが聞こえる。

明日陽、お前はやはり生きていけないな。

ここで、奴らから打ち合わせ通りでね！！という合図が来る。

やなきゃならんのか……しょうがない。

風「バレーの平和を守るため★」

小「ボールを片手に立ち上がる✭」

二人がキメ顔で言い放つ。

……これからやるのは戦隊ものパロだ。

『Aレッド(無表情)』

湊「湊ブルー(棒)」

美「美麗イエロー！(ノリノリ)」

優「優オレ(ふぁ〜」←欠伸

明「あ、ああああああ明日陽グリーン(涙目)」

瑠「(あが７回……)瑠衣ヴァイオレット」

小「小雪ホワイト✭」

風「風馬ブラック★」

小・風「「八人揃って！？★✭」」



「「「『チーム苧環！！』」」」



……決まった？

周りからの冷たい視線が痛い。

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