宮城には『苧環』という名の最強のクラブチームがありました２

次の鉄壁 ページ25

勢いに乗りたい烏野だけど、日向以外の攻撃が通らず膠着状態に。

まあ、そこら辺はウチの鉄壁としての実力だな。



その時、奇跡が起きた。

エース・東峰が打ったスパイクを伊達工がブロックし、床に落ちるかに思えたボールが……上がった。

風「……足？」

そう、反応できないと思った西谷が咄嗟に出した足でボールを拾ったのだ。

湊「凄い反射神経……」

敵ながら賞賛の拍手を送ってしまう。

日、菅、西「もう1本！！」


その言葉を受けたエースのスパイクがコートに刺さる。


勝者 烏野高校

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青「春高！！」

試合終了後、青根が口にした一言。

その言葉に二口も、残ってほしいと訴える。

だけど

茂「俺達は春高まで残らないよ」

そう、コイツらは残らない。

３年はここで引退だ。

不作と言われたこの代が、強豪と言われるようになったのは、二口や青根のような優秀な後輩に恵まれたからだ。

だから、不作な出来損ないはここで去り、優秀な若い蕾達に託さなければならない。

大丈夫、次の鉄壁は崩れないから

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湊「……お前は引退するの？」

風「しないよ。あいつらがこれからどういう風に育つのか間近で見ていたいしね★」

湊「そうか」

風「湊は？」

湊「……残るよ。茂庭が抜けたら、冷静な奴が居なくなるからね。いてやらないとこのチーム、終わるから」

風「確かにw w w」

お互いの意見を聞き、残ることを決意した苧環二人。

風「俺、このチームが勝つことを疑ってなかった★」

湊「奇遇だね。私もだよ」

後輩からの告白→←烏野ＶＳ伊達工

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