宮城には『苧環』という名の最強のクラブチームがありました２

烏野ＶＳ伊達工 ページ24

第二回戦

伊達工ＶＳ烏野

湊「……勝てよ」

風「もちろん★」

湊「お前は試合出ないだろ……」

三ヵ月前、伊達工は烏野に圧勝しエースの心を折った。

まあ、だからと言って油断してるわけじゃない。烏野はたぶん、この会場で1番の脅威だ。

新戦力、影山と日向……

湊「厄介だな」

風「(╭☞•́⍛•̀)╭☞それな★ホント、雑食過ぎて困る★」

湊「美麗には申し訳ないけど、勝たせてもらおうかw w w」

風「俺が試合に出れば楽勝なんだけどね★」

湊「自惚れんな馬鹿め」

風「酷い！！」
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第１セット

青根を中心とした高いブロックで烏野の攻撃を封じにかかる伊達工。

対する烏野も、以前は無かった東峰のバックアタックなどで攻め立てる。

湊「パイプ貫通って、嫌な攻撃使ってくるな……」


でも、そんなんじゃ«鉄壁»は崩しきれないよ……？


そのまま均衡状態になり、第１セット中盤に突入した。




その時、烏野が変人速攻を繰り出してきた。


これで、伊達工は日向を重点的にマークするようになる。

湊「日向にばかり気を取られるな馬鹿。あくまでそいつは囮だぞ？」

と、二階席から言っても選手達には届かない。

アイツら自身が気づくしかない。


マークがついた日向を囮にして得点を重ねた烏野が第１セットを奪取する。







いい加減気づけよ馬鹿ども。

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