ウチのマネージャーは無鉄砲過ぎる (ページ22)

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国「２０……」ページ22

────誰か助けて！！

ただ今！！イケメンと鬼ごっこ中！！

何故こうなったかというと……

事の始まりは数十分前……

いつものように２年組で私の席の周りでご飯を食べていたら、サッカー部のイケメン君に呼び出された。

「俺、君の事が好きなんだ。付き合ってくれる？」

『嫌だ』

とまあ、こんな感じでお断りしたら……

「はァ！？俺がフラれるなんてありえない！！」

とか言って追いかけてきたので全力で逃げ出した。

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矢「アイツってモテるよな……」

渡「顔は良いからね」

京「顔は……な」

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全力疾走で廊下を駆け抜けていると、２年組と花巻さんに遭遇！！

いいところに！！

矢「いた！今から探しに行こうとしてたんだぞ！！」

渡「どこに行って……え？どういう状況？」

京「後からキモいのが来てるぞ」

花「は！？こっち来んな！」

などなど色々聞こえるが……とりあえず……

『助けて！！』

そう言って矢巾の背中に隠れる。

矢「は！？」

『マジなんなのあの人！？フッたら人格変わったんだけど！！世のイケメンってみんなそうなの！？』

京「ちげーだろ」

違うの！？マジで！？この人どんだけ特殊なの！？

花「ウチのマネージャーになんか用？」

花巻さん。今世紀最大級にいい人です。イケメンです。……岩泉さんには劣りますけど……。

「は？よそ者は引っ込んでろよ」

うわ、お怒りだよイケメンくん。

京「あんた、こんなんのどこがいいんだ？じゃじゃ馬だぞ？」

渡「そうだ！こんな大砲のどこがいいんだ！！」

『お前ら！！傷つけんのか、助けるのかどっちかにしろ！！』

矢「顔に騙されちゃって……可哀想に……」

『矢巾ァァァ！！』

ホント、なんなんだコイツら！！