ウチのマネージャーは無鉄砲過ぎる (ページ3)

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及「２☆」ページ3

『と、とととととりあえず！！時任ちゃん！ドリンク作りに行こう！』

彩「はいっ！」

うん、いい子いい子！

さあ、ここからが本番だ！

どうやらウチの水道は新マネちゃんの性格を変えてしまうらしいからな！！注意せねば！！

この前矢巾に相談したら「コイツ……ヤベぇ奴だ！」みたいな顔されてショックデカかった。

『えーっね、粉の位置はここね！基本ボトルはこの棚の中だから……』

と、色々教えていく私。

……なかなかマトモじゃない！？

『んじゃ！ドリンク作り始めていこうか！！』

彩「あ、そういうの無理なんで」

…………Why?

『……ブルータス、お前もか！？』

彩「は？なにが？」

私は体育館の入り口に戻り、思いっきり叫ぶ。

『矢巾ー！！この水道ヤバいって！！また新マネちゃんの性格変わったんだけど！？もはやなにかに取り憑かれてるとしか思えないよ！！お祓いしよ！！お祓い！！』

矢「うるせぇーよ！！黙れ！！」

『ゴフッ！！』

ボールぶつけられた……解せぬ！

矢「ンなことあるわけないだろ？頭大丈夫か？」

『お前にだけは心配されたくねーよ！！』

矢「ブーメラン！」

くそぅ…こうなったら！！

私は近くにいた渡を捕まえる。

『渡よ！お主なら分かってくれるよな！？』

渡「ごめん、全然分かんない」

『なんだとぉぉぉおおおぉぉぉぉ！！渡ぃぃぃぃぃぃぃ！？』

私は渡にしがみつく。……が、矢巾に引き剥がされる。

矢「……時任ちゃ〜ん」

矢巾が私が言ったことを確かめるべく時任ちゃんの名前を呼ぶ。

彩「はぁい♡なんですかぁ矢巾先輩？」

おお、戻ってる！！

矢「……時任ちゃんじゃん」

『よくわからんけど戻ったならいいや！！サンキュー矢巾！後で奢る！！』

矢「おう！」

そして再び水道。

彩「先輩ぃ？水仕事ってぇ手荒れしどいですよねぇ？」

『うん！めちゃくちゃ痛いね！！』

彩「だからぁ、彩香はぁやらなくてもぉいいですかぁ？」

『何言っちゃってんの？ウケるんだけどw w w痛いの我慢して時任ちゃんより一年長くこれやってる人が目の前にいんじゃんw w w……一緒にやろうか？』

彩「ふぇ……ｸﾞｽﾝ……ひっグッ」

待って、また泣き出したんだけど！？

『あ、あれだよねフランダースの犬の「疲れたよ……パトラッシュ……」の所いいよね！！私も毎回見るたび号泣しちゃってさ！！』

と、凄い見切り発車をしていると

「ねえ、なにしてんの？」

誰か来た。