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「Aが、母親って…？チャニョルの、子どもでしょ…？」
最後の独り言を韓国語で呟いたのが間違いだったのか、
偶然、この店で食事をしていたというギョンスは通りすがりに聞き覚えのある声と名前、言葉が出てきて、最後のわたしの独り言で確信したらしい。
もはや、何が起こっても驚かなくなってしまった。
彼の参加によっても、なぜか女子会のような空気は止まらなくて、、、まぁ、そういうところが彼の魅力だと思う。
「ギョンス、私たち、お互い様だったの。」
「お互い様…？」
「そう。お互い様。浮気相手の子ども。わたし、日本でその人と結婚するから、ちょうど良かったわ。」
「A…」
「だから、チャニョルにも伝えて？お幸せにって」
これでいい。
ここで、ギョンスに遭遇するなんて、何かの運命かもしれない、なんて一瞬考えたけど、これが運命なら、わたしは天に唾でも吐いてやりたいくらいよ。
「っ、ごめん、ちょっと、抜ける」
「ちょっと大丈夫？」
「うん、いつもの、ことだから、っ」
どうやら、悪阻は酷いみたいで、Aはトイレに駆け込んだ。ということは、ギョンスとこの個室に二人きり、、、
「Aが言ってたこと、本当なの？」
「Aがそんな子だと、思ってるの？」
何で、あの子がとっさにあんな、苦し紛れの嘘をついたか何て、痛いくらい分かる。もう、これ以上、チャニョルや、周りの人に否定されたくなかったんでしょう。
「大体、浮気相手も馬鹿よね。嘘つくならもっと、ましな嘘つきなさいって、感じよ」
「え？」
「あの子が気づかない訳ないでしょ。まぁ、そんな嘘にまんまと騙されるチャニョルは、大馬鹿野郎だけどね。」
「まって、A、そのこと知ってて、チャニョルに言わなかったの？」
「そうよ。」
聞く耳すら持たなかったチャニョルは、きっと、一生、後悔する。すればいい。
「ハナ、」
「A、もう平気なの？」
「うん、ごめんね心配かけて」
平気って…真っ青じゃない。
「ごめん、ギョンス、わたしたちもう失礼するね」
「ううん、僕のほうこそいきなりごめん」
「うん、じゃあ、元気でね。いこう、ハナ。」
私の腕を引いて、この場を去ろうとするA。そうよね、今のあんたにしてみれば、チャニョルを連想させる人物だもんね。
「A、」
「…」
「僕でよかったら、いつでも頼って」
ギョンスの言葉に、Aは曖昧に微笑むだけで、返事はしなかった。
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ビビ(プロフ) - えりさん» 本当に、ギョンスどうした、の一言に尽きますね(笑)ありがとうございます、続編(？)もよろしくお願いします(*^^*) (2016年1月13日 23時) (
レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ぎょぎょさん» わああああ、お、落ち着いてください(わたしもですね) 更新、頑張ります、ありがとうございます^^ (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ちびっこさん» ああありがとうございます！ただひたすら、男前ギョンスをお送りしております。(笑)あと少しですが頑張ります(*^^*) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - リコさん» リコさんいつもありがとうございます〜^^ほんとに、ジョンインはよく、活躍してくれます。(笑)こんな弟、わたしもほしいです。。。 (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - まゆきちさん» ありがとうございます^^チャニョルもようやく気づいたので、あとは、後は幸せになってくれるだけ、と信じたいのですが…(笑) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ
| 作成日時：2015年12月17日 0時
