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送別会は、わたしの身体を気遣ってくれた先輩のおかげで早めにお開きになった。
まだ、大丈夫でしょ、なんて、わたしが何か言いたそうな顔をしていたんだろう、ハナが行きつけのカフェレストランに誘ってくれた。
「おじさん、怒ってた？」
「ううん、何にも言わなかった。」
あの日、ギョンスを連れて実家に帰ったわたしに、両親は何も言わなかった。こんな子だけどよろしくね、って、そんな感じ。
「まあ、あんたには何言っても駄目って分かってるからでしょ」
「多分ね」
「で。何、思い詰めた顔してんの。まさか、あの男のことじゃないでしょうね」
…その男のことです。
昨日の夜、ジヘ話した。という何とも簡潔なメッセージがジョンインから来て、それ以来、少し、落ち着かないのだ。
「チャニョル、傷ついてるだろうな…」
「はぁ？A、どんだけお人好しなの」
「ああ見えて、繊細なところあるから…」
能天気に見えても、しっかりと考えていて。まあ、その結果がこれだから、誉められたものじゃないけれど、何だかんだ、チャニョルのことはよく理解しているつもり。
「じゃあ、あんたの子どものこと知ったら？」
「うーん…どうもしないと思う」
彼女に見切りをつけれずに、幸せだと自分に言い聞かせてこのまま、結婚するんじゃない？
「ジヘさんもさ、何て言うか…自分で言うって、ね…」
「それでもチャニョルは離れて行かないって思ったんでしょ、ほんっと、メデタイお嬢様」
まあまあ、落ち着いて…
「はぁ…Aさ、憎くないの？」
「え？」
「チャニョルも、その女のことも」
「憎くないよ。わたしにも、原因はあったから…」
ギョンスといて、分かったの。考えてみたら、チャニョルといるときはね、意地張って本当に思ってること、言えなかった。
「一緒にいるのが当たり前になってて、それに甘えてたの」
チャニョルだけのせいじゃないから。
「はぁ。そんだけ逞しくなったね」
「ハナほどじゃ」
いい意味で！
「今度、誰かいい人紹介してよ」
「ハナのいい人ってハードル高…」
でも、ギョンスなら、本当にハナにとっていい人紹介してくれそう。ギョンス、ギョンスって、わたし、少し浮かれてるかな。
「まあ、分かってると思うけど、気をつけなよ」
「え？」
「ううん、何でもない」
やっぱり、浮かれすぎてたんだ。
日本だからって油断して、ギョンスと二人で電車で実家に帰ったのが間違いだった。
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ビビ(プロフ) - えりさん» 本当に、ギョンスどうした、の一言に尽きますね(笑)ありがとうございます、続編(？)もよろしくお願いします(*^^*) (2016年1月13日 23時) (
レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ぎょぎょさん» わああああ、お、落ち着いてください(わたしもですね) 更新、頑張ります、ありがとうございます^^ (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ちびっこさん» ああありがとうございます！ただひたすら、男前ギョンスをお送りしております。(笑)あと少しですが頑張ります(*^^*) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - リコさん» リコさんいつもありがとうございます〜^^ほんとに、ジョンインはよく、活躍してくれます。(笑)こんな弟、わたしもほしいです。。。 (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - まゆきちさん» ありがとうございます^^チャニョルもようやく気づいたので、あとは、後は幸せになってくれるだけ、と信じたいのですが…(笑) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ
| 作成日時：2015年12月17日 0時
