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ス「小瀧さん、次お願いします！」
小「はい、今行きます！」
小「A、行ってくるでな、」
眠っているAに声をかけて看てくれてるマネージャーさんに会釈をしてその場を離れた。
ス「小瀧くん笑顔〜」
小「はい！！」
撮影に集中してるつもりなのに脳裏にはAの姿がある。あの笑顔でまた俺の前で、笑ってくれるかな。
重「小瀧くん笑顔ー！」
「も〜！お前は！」
しげがいつも通りマイクを使ってボケてくる。いつも通り、いつも通り、それが大事なのに、俺は。
ス「はい、お疲れ様でしたー、休憩入るので、昼食とってください」
そう言われて別室に行く。外まで聞こえる騒ぎ声、メイキングカメラが回っているようで。
小「うぃっす〜」
中「お、のんちゃん、いいところに来た！」
なんてジャンケンに駆り出されてまたいつも通りを装って。みんなそうしてる。
カメラが部屋を出ていくと少し落ち着いた空間。段々と静まり返っていった。
重「�陲舛磴鵝▲后璽廚い襦�」
�陝屬�お、欲しいかも」
しげはまだいつも通りを装っている。
すると扉が開いて見てみると、そこには背中を丸めたAがいた。
「「A…！」」
「みんな、ごめん、迷惑かけちゃって」
中「迷惑なんて思ってない、そんなことより、」
重「A！！」
淳太が話している途中、しげが叫んだかと思えば、Aを抱きしめていた。みんな目を丸くする。
重「おま、ほんまにっ、」
「しげ、ごめんね、」
重「良かった、」
顔は見えない。だけど、確かに泣いていた。しげの薄らかな泣き声だけが響いていた。その沈黙を破るように照史が話し出す。
桐「もう、大丈夫なん？」
「うん、昼飯食べてこいって言われたから、来ちゃった」
なんておちゃめに言ってみせる。
「しげ、暑苦しいって」
なんて軽く笑って、しげも微かに笑い返した。
小「Aー、ご飯どんくらい？」
「あー、んー、それくらい！」
藤「じゃあ、スープは？味噌汁もあるけど、」
「スープにする！」
なんていつものようにAは接している。けど、心の中で凄く怖いんだろうな、なんて考えると身の毛がよだつ。
ス「すいません、重岡さんと藤井さん、�霤弔気鵑斑羇屬気鵐撻△禄猗�お願いします」
そろそろ休憩もぽつぽつと終わりだして部屋の静けさが増した。
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作者名：いと | 作成日時：2023年9月7日 13時
