3 ページ3
マ「Aちゃん、起きて。朝!朝!」
「ん、」
体が痛い。そう思った時気づいた。やってしまった。
マ「久々に見たわ、机に突っ伏して寝落ち」
「んー、」
マネージャーも優しさなのか、起こさずに毛布をかけてくれていた。
マ「着替えたら、行ける?」
「ん、行ける、」
時計の針はどこを指していただろうか。寝ぼけすぎて覚えてもなかった。もちろん車の中でも寝ていた。睡眠時間は足りてるはずなのに、何だか体がだるい。
重「A、おはよ」
「ん、おはよぉ」
しげも眠そうで仲間がいる安心感。メイクと着替えを済ませ、現場入りした。
撮影が始まるとやっぱりそれなりの緊張感はあって、切り替えていく。セリフは昨日の帰りの車で入れたからギリギリOK。
朝ごはんを食べていないことに昼に気づいて朝昼兼用のご飯を食べる。サラダとおにぎり。
重「A、それは夜にしてもうちょいガッツリ食べ?お腹空くで」
「んー、いいや。絞ってるし」
重「それ以上細なったらなくなんで」
役も役だけに痩せなきゃいけなくて撮影前に落として撮影期間はこの体重を維持すると決めた。それなのに、減っていく体重。食べられない気がしていた。
夜に差し掛かり、疲労がピークになってふらついてしまう。
重「A、大丈夫?」
「うん、大丈夫」
124人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いと | 作成日時:2023年9月7日 13時