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神山side
Aが病院に行った日、Aからも照史からも何も連絡はなかった。Aのことが気になって仕事中でも頭によぎったけれど、何も音沙汰はない。
何だか悪い予感がした。
藤「神ちゃん、Aどうやったんやろ、」
神「ほんまやな、もう夜やけど」
流星との夜までの仕事の合間もこの話題でもちきり。
藤「照史に電話してみる？」
神「でもさ、何か話したくないことがあって連絡来ないんかもやで？」
藤「せやなぁ、」
その日のグループメールには“今日”という表示はされなかった。流星も俺も連絡をしなかった。多分怖くて逃げてしまっていただけなのかもしれない。
2日後、メンバー全員での仕事があった。
神「おはよう」
中「おはよー」
ごく普通の楽屋の雰囲気で、Aもいつものテンションで変わっているものなど一切なかった。
桐「神ちゃん、」
神「ん？」
桐「仕事終わり残れる？」
神「…うん。全然大丈夫やけど、」
照史がそうやってメンバー全員に耳打ちしてAが遠くから眺めているのを俺は気づいていた。
重「神ちゃん、弁当これでええ？」
神「うん、」
重「はい」
神「ありがとう」
俺はお決まりの弁当をしげに取ってもらってしげが隣に座った。
重「Aのこと、何も聞いてない？」
神「ああ、うん。あの日電話しようと思ったんやけどな、」
重「俺も。聞かれへんかった。なんか怖くてさ、」
米を口に運びながらそう言う。
重「今日仕事終わったらって、そういうことやろ、」
神「そうやろな、」
重「なんもないとええけど」
しげの動揺が垣間見えて恐怖心が高まってしまう。抑えながら弁当を食べていた。
続く (更新停止中)
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作者名：いと | 作成日時：2023年9月7日 13時
