君が笑えるその日まで (ページ2)

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1週間の疲れって凄いよな。とんでもない眠気とだるさに襲われる。

監「Aちゃん、早速だけど、ここのシーンからいくから」
「分かりました」

シリアスな映画だけど、現場は和気あいあいとしている感じで、監督も優しい方。

重「A、次そこやない？」
「ああ、ここか」

NGを出してしまっても笑って許してくれる。とても楽しくて、疲れなんか吹き飛んでしまいそう。

監「じゃあ、明日はこのシーンからで。お疲れ様でした！」
「お疲れ様でした！ありがとうございました！」

時刻は23時になりかけている。私が学生だから、できるだけ夕方から夜にかけて撮影を組んで下さるから、こんなに遅い時間になってしまうのは仕方がない。それから、いつも通りマネージャーさんの家に泊めさせてもらった。

とりあえずお風呂に入って机に向かう。ノートや教科書を開いて問題を解いていった。つもりだったが、それからの記憶はない。