戦の始まりの段 ページ8
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照星「それはさて置き」
土井「さて置くんですね...」
照星「砲身が熱くなったんでしょう、冷めるまで砲撃が止みます」
佐武「うん、その間に跳弾を止める手立をとらねば」
照星「若大夫」
虎若「は、はい!!」
照星「砲弾を跳ねさせなくするには、どうしたら良い」
虎若「は、はい...えーと............」
きり丸「虎若ー!!手伝ってぇ!!!」
虎若「え.........どうしたの?」
『しんべヱのお尻が塹壕にめり込んじゃって、抜けないんだ』
土井「底を踏み抜いて、泥の層に足を取られてるんだ」
土井「、!虎若」
虎若「そうか...、泥だ!!」
「『だぁぁぁぁ!!!』」
い"った〜...、急にしんべヱのお尻が抜けるから全員が倒れちゃったじゃん。
ったく、...マジで痛い。
で、虎若何話してたんだろう。
虎若「田村先輩、ユリコをお借りします!!」
三木ヱ門「えぇ!!!?」
虎若「皆、手伝ってくれ!!」
土井「火薬委員!!」
『どうすんの?』
虎若「砲弾は泥の泥濘に弱いんだ」
虎若「だから、上の池の堤を石火矢でぶっ壊して、村の前の草地を水浸しにする」
虎若「手潟さんに伝えてくれ!!」
団蔵「おう!」
仙蔵「我々も協力するぞ」
虎若「先輩!」
よし、ミスったら立花か火薬委員のせいにすれば良いな。
なら、俺戻って良くね?人数足りてるでしょ。
...........................まぁ、着いて行くけど。
団蔵「手潟さん、池の堤を切る許可をくださいとの事です」
手潟「戦の事お任せしました、どうぞご存分に」
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小平太「乱太郎、ありがとう!!」
乱太郎「無茶しないでくださいね」
乱太郎「松千先生、生徒を守って怪我をしたんだから恥ずかしがる事ないです!!」
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作者名：霧-fog- | 作成日時：2024年1月14日 15時
