１年は組の生意気生徒。參 (ページ11)

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戦の始まりの段ページ11

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照星「Aくん」

『...何でしょう、照星さん』

照星「火縄銃、上手かったよ。流石あのお方の子だ」

『そうでしょうか。ところで、何故俺の事を?』

照星「あのお方から聞かされていた」

『だとしても、顔は分からないんじゃないですか?』

そうだ、いくら話を聞いていたからって顔までは分からないはず。

昔１回会ってても、顔立ちは変わる。なのに何故分かった?

照星「あのお方から、Aくんの似顔絵が届いてね」

照星「忍術学園の制服を来たAくんがね」

『そーですか。』

そうえば、父さん絵上手かったな。

そりゃぁ、一発で分かるはずだ。

ていうか、火縄銃めっちゃ久しぶりだった。

『...、何故俺に火縄銃をやらせてくれたんですか?』

『下手かも知れないのに』

照星「確かに君はあのお方のだからと言って、上手い保証がない。」

照星「でも、下手な保証も無い。一か八かだよ」

『...、一か八か』

大と出るか凶と出るか。

それは俺の腕前にかかってたんだ。

俺の周りには大雑把な人が多いな。

一か八かで俺がクッソ下手だったらどうしてたんだが。

照星「では、私はこれで。あのお方に宜しく頼むよ」

『、はーい』