JUMP 弱ります 7

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山田サイド



二宮「おうおう…結構あれだね、吐くね。」

山田「ｵｴｯ…ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ……っ。」



二宮くんは俺の背中をずっと優しく叩いたり擦ったりしてくれてた。

こんな汚ないの先輩の前で…ましてや後輩の前で見せるなんて…情けないよな……。



山田「……っ…ｸﾞｽｯ…(泣)」

二宮「えー。どうした？しんどい？」

山田「ごめっなさぃ。…がまんっ…してたんですけど…っ、ごめんなさぃ、。」

二宮「……。」



正直自分でも何を言ってるのか分からなかったし、泣くつもりもなかった。

ただとにかく謝ることを考えてた。



菊池「タオルと水買って来ましたー…っと。ここ、置いときますわ。中丸くん、俺とコンビニ行きましょー。」

中丸「…おう。」



あーあ、また変な気を遣わせちゃって…。

俺、ダメじゃん。



山田「…ｸﾞｽｯ……んっ…。…っ!!」



ヤバイ…また吐き気が俺を襲ってきた。

けど今度こそ我慢しなきゃ、。



二宮「泣かない、泣かない。はい、タオルで顔拭いて、手も拭いて、一旦落ち着こう？…服は…汚れてないね、よかったよかった。」



二宮くんから受け取ったタオルで顔とかを拭いてたら、吐き気が増してしまった。

臭いだろうな…。



山田「…二宮くっ……っ！うっ…ぇ。」

二宮「あーあー、大変だこりゃ。あ、よかった。タオルで受け止めてる。…これ、袋持てる？」

山田「……ｹﾎｯ……っ、もうおさまりましたっ…。」



俺がそう言うと二宮くんは、そうと言って俺の頭をポンポンしてくれた。

それがなぜだか心地よくて、でも我慢出来なかった悲しさと悔しさもあって……俺の感情はついにぐちゃぐちゃになった。



山田「…ふえっ…ｸﾞｽｯ…(泣)」

二宮「もう、泣かないって言ったのになぁ…。…よしよし顔がぐちゃぐちゃになってるよ？」

山田「…んっ…ふぇっ、にの、みやくん…(泣)」



って二宮くんを呼んでみたけど視界はもう涙で歪んでて人影しか分からない。

次から次へと目から涙がポロポロ溢れてくる。



二宮「…今日体調悪かったんだね。言ってくれれば俺助けたのに…まぁでも気づけなくて悪かったね。」

山田「…そんなことないですっ。俺も悪いんで…。」

二宮「…うん。じゃあ今日はもう動画関係なしにドライブして帰るか！」

山田「えっ…？」

二宮「具合悪いんでしょ？はい！寝る寝る！」

山田「あ…はぃ。」



で、本当にドライブして終わりました。

寝てたおかげで吐き気はなくなって、夜はぐっすり寝れた。

今日は二宮くんたちに感謝だな、そう思えた一日でした。






〜完〜

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