JUMP 弱ります 7

高木　喧嘩 (ゆーさんリク) ページ26

知念サイド



知念「よどんでるよね。」

高木「ね。裕翔とか舞台でくたくただね。知念もほら、何か就任して忙しいんだよね？」

知念「プレゼンターだよ。別にそれほど疲れはないよ。ちょっと寝れればいいから。」

高木「俺無理(笑)知念若いからだな。」

有岡「何々。何の話？」

知念「みんな忙しいねーって。」

有岡「あぁ。何かここ最近楽屋の空気重いよな。山田とか薮ちゃんもさっき眠いよーって。」

高木「まぁしばらくしたらみんな一段落ついてゆっくり出来るよ。」

知念「だといいねぇ。」



ここ最近個々の仕事で忙しくなることが多い僕ら。

そのせいか日に日にみんなはピリピリしていって、楽屋にいたいけど居にくいって空気。

もちろん僕も多少はストレスは溜まってるし、思いっきり体を動かしたい…けど、今の楽屋で暴れるのは気が引けるよね(苦笑)

雄也だって疲れ溜まってるはずなのにJUMPの中で唯一疲れたと言ってない人。



山田「っあ…くそっ！」

中島「…ねぇやま。もうちょっと静かにゲーム出来ない？俺ちょっと集中したいんだけど。」

山田「いや…別にそんなうるさくないじゃん。イヤホンしてるし。てかうっさいなら家でやれよ。」

有岡「あーはいはい。お前らやめろ。山田。今の言い方はよくないよ。」



ほらまた始まったよ。

ゆうてぃと涼介から始まって、途中から大貴も加わる口喧嘩。

よくやるよ…僕嫌なんだけど。これ以上楽屋の空気悪くなるの。

イライラするじゃん。

結局大貴も毎回口喧嘩してて何の意味もないじゃん。



中島「ねぇ今回は本当におかしいから。やめてって言ったらやめてよ。」

山田「じゃあゲームすんなって言いたいわけ？…いや、マジ勘弁。」

中島「違うって。静かに遊んでって言ってんの。俺本当に集中してるから。やまと違って暇じゃないし。」

知念「あっ…。」



ゆうてぃ今のはダメでしょ。



有岡「おい。お前ら本当にやめろよ。みんなの顔見ろよ。迷惑そうじゃん。」

山田「は？大ちゃん関係ねぇだろ。」



あー。無理、この喧嘩見てたら気分悪くなるだけじゃん。

もう僕が仲裁入ってやるかな。



知念「ねぇ、そこの3人やめてよ。大貴も十分うるさいし。喧嘩なら家でやってよ。」



気づいたときにはもう遅かった。

いつの間にか僕は嫌味を口走っていた。



山田「知念こそうるさいんだけど。」

中島「急にこられてもさ…。」



僕のあの一言で大きく未来が変わったのを、僕はまだ知らない。

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