JUMP 弱ります 4

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伊野尾サイド


さっきから帰るよって言ってるのに聞いてるんだか、聞いてないんだか、分からない反応をしてる人達


伊野尾「…ねぇ、そろそろ帰るよ」

八乙女「んもぉー、伊野ちゃんも飲もぉーぜ！」

伊野尾「俺が飲んだら、誰が帰りの車運転するのさ…」

薮「…えー？大ちゃんでよくなーい？……あれー、てか大ちゃんはー？」

伊野尾「ほら、ここにいるよ。しゃがんじゃってるだけ」

薮「えっ、…どうかしたの…？」


やっと少しだけシャキっとなったか薮宏太

まぁでも、光よりは酔ってないからか…


伊野尾「お腹痛いみたい。さっきからトイレにいたんだけどさ、中に人が入ってて、中々出ないから家に帰ることになったの」

有岡「…みんな、ごめん…。楽しんでたのに…」

薮「謝んなよ。…とりあえず早くここを出ないと」

伊野尾「そうだよ。俺、さっきからずーっとそれ言ってたのに、行動しないし」

薮「すいませんでした…」

伊野尾「いーよ、とにかくまず高木を起こそうよ。……っておい、爆睡じゃんか(笑)」

薮「おーい高木ー？起きろー、帰るぞー」

高木「……んあぁ？何よもう…」


オネェとヤンキー混ぜて返事すんなよ(笑)


薮「帰るぞ」

高木「あ、もうそんな？…分かった、帰ろ帰ろー」

八乙女「え？ねぇ、どうして？どうして、どうして、帰るぞなのー？」


酔い過ぎ(笑)


薮「あのなー、大ちゃんがお腹痛くて、帰らないといけなくなったんだよ」

八乙女「えぇ？大変！大ちゃん！トイレに行っトイレよぉ〜！」

高木「……ヤバ」

有岡「光くん…、ごめんっ…」

八乙女「えー？どういたしましてー(笑)ﾍﾍｯ」


いや、おかしいから、二人ともおかしいから

まず、なんで大ちゃん謝った？

そして光、どういたしましては違うぞ、いろいろ違う


伊野尾「大ちゃん、光なんかに今謝ってる場合？ほら、立てそう？」

有岡「うん、立てる…。早く帰りたいっ…」

薮「とりあえず、伊野尾と大ちゃん先車乗っててくれる？俺、光を連れてくから」

伊野尾「おっけ、じゃあ先行くね。………はい、大ちゃん支えるから、頑張ってね」

有岡「うん。………ぁのさ」

伊野尾「ん？」

有岡「…もし、もしね？俺、車で吐いちゃったらどうしよっ……」

伊野尾「え？いや、全然大丈夫だけど…。えと…、吐きそうなの？」

有岡「分かんない…、胸らへんが苦しくてつらい…」

伊野尾「…うーん…まぁ、吐きそうだった言って？準備しておくから」

有岡「…うん」


不安そうな大ちゃんを助手席に座らせて、俺も運転席に座り、あとの人達が来るのをまった

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