JUMP 弱ります 4

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山田サイド


家に着いたから、大ちゃんを起こす


山田「大ちゃん。起きて。着いたよ？」

有岡「…………。」

山田「………大ちゃん！着いた！起きて！」

有岡「……んぅ…。」

山田「嘘だろ。こいつ起きねぇ。」


何で？え？どうして？逆に凄いよこの子

あんなに耳元ででかい声出したのにさ、ちょっと寝返り打っただけだよ？

やっば


山田「ぁ…いや、でも、逆に今起きられると機嫌悪いし、ある意味起きなくてよかったかも…？」


仕方ないから、大ちゃんを俺の部屋の寝室まで、お姫様抱っこで運んで、横にさせた


山田「………寝てるし、いーよね？」


昨日途中でやめたゲームの続きがどうしてもしたくて、大ちゃん寝てるしいっかと思って、リビングに向かった

それに、起きたらこっち来るでしょ


山田「続き〜♪俺のゲーム〜♪待っててね〜♪」


…………今思えば、この時大ちゃんのそばにいてあげればよかったのかもしれない………





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有岡サイド



有岡「………あ、山田？」

山田「あ。起きた？……もぉー大ちゃんお腹壊すとかだるいってー。俺、ゲームしたかったのにさぁ？」

有岡「……え、あ。ごめん。ゲームしてきな？俺。やっぱり帰るね？」

山田「ﾊｧ分かってるなら、最初からそうして？はい、出てった出てった！……てか、大ちゃんさ、この前もお腹壊してたよね？でしょ？だいたいさぁ……………………」

・

・



有岡「………っはぁ！！！」


…………………何だ


有岡「夢…か。」


……………夢だよな？

山田、本当はあんなこと思ってない…よな？


有岡「……あれ、山田は…？」


多分、俺を寝室まで運んでくれて……

今は何してるんだろ…？


有岡「………んっ。」


さっきより、体つらいけど、山田がいるかをどうしても確認しておきたくて、無理矢理ベッドから降りた


有岡「………ﾊｧｯ」


本当、腹いてぇ…



ｶﾞﾁｬ



有岡「………？」


リビングの扉をそっと開けると、そこにいたのは…


山田「……っし！いったいった！！うりゃ！！………ああぁぁぁ！！もう！くっそぉ〜！」

有岡「……。」


俺への配慮なのか、頭にヘッドホンをつけながら、ゲームをして一人で盛り上がっている山田がいた

……………

やっぱり、ゲームしたかった？

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