JUMP 弱ります 4

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山田サイド


大ちゃん戻って来ないんだけど


知念「…あ、次涼介と大貴のペアだよ……。あれ、大貴は？まだ戻って来てないの？」


撮影が終わったと思われる知念が楽屋に戻ってきた


山田「うん、そうなんだよ。多分まだトイレなんだよね。」

知念「…いや、何がまだトイレなんだよね…だよ。いってあげないの？」

山田「…ぁ、そうだね。行ってなかった…。あ、でもさ、今機嫌悪いよ？行って怒られたらさ…。」

知念「そんでも行くの！じゃ僕、次の仕事行くから！バイバイ。頼んだよ。」

山田「分かった…。」


大ちゃん機嫌直ってるといいんだけどなぁ


山田「…トイレ…。あ、ここか。………大ちゃーん、次俺らだよ？」


トイレの外から声をかけてみる

まぁ、大ちゃんがここに居るかなんて知らないけどね


有岡「……。」


大ちゃん出てきたわ、いたんだ


山田「あ、大ちゃん。出番だよ。……大丈夫そ？」

有岡「…しんどっ…。」

山田「…え？」


やっと自分から言ってきてくれた…？


山田「しんどいの？」

有岡「…あー、ごめん。今の気にしないで…。」

山田「え？」


何で誤魔化すのさ…、言ってきてよ

つらいって、しんどいって…

……………甘えてこいよ


山田「大ちゃん、話が違うよ？しんどくなってきたら言うって約束したよね。約束は、守って。」


俺がそう言うと、少し先に歩き始めていた大ちゃんがこっちを向いた


山田「…え。」

有岡「……わっ…てるよ。」


大ちゃんが泣いていた


山田「ちょ、え。何で泣くのさ。」

有岡「しんどくってさ……、言ったら余計にさっ……、ｸﾞｽｯ…しんどいじゃん！！ｸﾞｽｯ……ﾋｯｸ…。」

山田「大ちゃん…。……うん…。よし、分かった、大ちゃん今日はもうお家帰ろう？」

有岡「…ｸﾞｽｯ……ぁんでっ？…何で…？撮影は？」

山田「じゃあ、大ちゃん出来るの？お腹痛すぎて、こんなにふらふらなのにさ。」

有岡「…出来なくはなくないしっ…。」

山田「それ、やりたいの？やりたくなの？どっち？」


何その紛らわしい言い方(笑)


有岡「わっかんね…。両方なんだよっ…。」

山田「両方か…。」


また、難しいことを言ってくるね君は……(笑)

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