JUMP 弱ります 4

. ページ29

薮サイド


あのあと警察に連絡をいれたあと、すーぐメンバーが揃って質問責めされてる俺と光


知念「ねぇ、ひか大丈夫なの？」

有岡「ストーカーって、光くん！言うの遅いよ！まぁ、言ってくれたからよかったけど！」

岡本「光くん何もされてない？平気？」

伊野尾「んー、何もされてないことは残念ながらないんじゃないかな？……光、その手の怪我ってもしかしてやられたの？」

八乙女「うん。そう。嘘ついてごめん、みんな。」

山田「いや、謝らないでよ。ひか何もしてないじゃん。」



中島「………あっ、ねぇみんな。警察の人から連絡きたんだけど…。」

薮「え、スピーカーにして。」

中島「了解。…………あ、もしもし。どうなりましたか？」


裕翔が警察の人にそう聞くと警察の人が話し始めた


薮「……」

八乙女「……」

有岡「……！」

山田「……ぇ」

知念「……」

岡本「……ｸﾞｽｯ」

中島「……ん…」

高木「はっ……」


メンバー全員様々な反応をして聞いてる

そりゃそうだ

だって、警察の人の話の内容は俺たちの予想していなかったことだったからだ

圭人なんて泣いてるけど、俺も下手したら涙腺崩壊していたかもしれない

……実は、光をストーカーしてたのは光のファンの子だったらしくて、最初はほんの軽い気持ちで光のあとをつけてたらしい

けど、そんなある日光が家の鍵をかけ忘れたのを目撃したその子は、家に入ってしまったそうで…

それでその時に盗聴機を設置したらしい…

けど、その子がその盗聴機を通して俺と光の会話を聞いて、自分がしていることの間違いに気付いたみたいで…


中島「……偉いね、自分から自首してくるなんて。」

山田「偉いけど、したことは最低だよ。いくらファンの子でもしちゃいけないことは分かっててほしいよ。」

知念「ね。ひかのこと好きなのにね。」


そ、自首してきたみたい

まぁ、俺らとしては複雑な気持ちだよね

自首は偉いけど、山田たちが言ってたとおり、いくらファンの子でもやはり俺も少し幻滅しちゃったな


有岡「あのさ。俺そろそろ帰ろうかな？」

伊野尾「俺もー。……てか、今はさ、薮と光だけにしてあげよ？」

八乙女「いや、いいよ…。」

中島「いや、そうしよ。はい、じゃあまた次の仕事で会おうね。バイバイ薮くん、光くん。」

薮「え、あ、おう。」


裕翔を初めにして、次々とメンバーが家から出ていくのをただ見ていた

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す