JUMP 弱ります 4

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八乙女サイド


八乙女「……何なんだよっ…。」


赤く腫れてしまった手を軽く摩りながら、怒りをこらえる………………いや

怒りよりも、恐怖をこらえてたのかもしれない





家に入って、手を手当てして、この事をどうするか悩んでいた


八乙女「……薮だけにでも言おうかな……。」


あんまり、山田とか知念とかに言っちゃうと、不安にさせちゃうからな

とりあえず、隠すのはもうやめにしよう

いつも人には隠し事なし！………とか、もっとメンバーを頼れ！……とか、いろいろ言ってきたもんな…


八乙女「薮出てくれるかな…。」


薮に電話をかけてみた


八乙女「……ん？…あれ？薮ってもしかして今仕事ちゅ『…はーい、もしもし？』…あっ…….、もしもし薮。」

薮『…おう、どうした？』


電話の向こう側から聞こえてくるのは、薮の声……と、そのもっと後ろから聞こえてくる現場の慌ただしい声

かけちゃまずかったな


薮『…もしもし？…光、どうした？』

八乙女「あっ、やっぱり何でもなかったわ。仕事中にごめんな(笑)……じゃ、仕事頑張れよ。」

薮『は？お前…プッ_________


薮が最後なんか言いかけてたけど無理矢理電話を切った


八乙女「どうしよ…、マジで。」


それにさ、明日メンバー全員で収録あるんだよなぁ

ついてないついてない…最高に運がない…


八乙女「手は…、まぁ何とかなるけどな…。ストーカーの方はどうしよ…。」


俺、結構メンタルはがねに見えると思うけどさ、心をえぐりにえぐられるとさすがに少しは怖くて不安にになるよ？

さすがにね？


八乙女「まぁいいや、風呂入って寝よ。」

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