28話 無慈悲 ページ30
中島「Aちゃん……」
貴方「だから、だから!!
そんな顔をしないで下さい。」
絶望に染った中島さんの顔は見たくない
まだ、彼等の全部を知っている訳では無いけど
一緒に居ると心地いいんだ
過去が嘘だったみたいに
貴方「中島さん………ッ」
グサリ
中島「……えっ?Aちゃん?」
ポタポタ
腹部が痛くて熱い
傷を確認する間もなく、そのまま私は───倒れた
芥川「くだらんな。」
芥川がそう云うのが聴こえた
そして、意識はとおのいた
中島「(僕のせいでAちゃんもやられた。けど、谷崎さん達もまだ息があるんだ。助けなきゃ。)」
中島「うわああああ」
芥川に向かって走り出した中島
芥川「玉砕か──────詰まらぬ。」
芥川が羅生門で中島を狙うが中島はそれをくぐり抜け芥川の後ろに回り、落ちていた銃を拾った
芥川「ほう」
中島は銃を芥川の背中に乱射した
だが、芥川は前のめりになるだけで倒れはしなかった
中島「!?
そ、んな……………何故…………」
芥川「今の動きは中々良かった。
しかし所詮は愚者の蛮勇。云ただろう僕の黒獣は悪食。凡るモノを喰らう。
仮令それが『空間そのもの』であっても。
銃弾が飛来し、着弾するまでの空間を一部喰い削った。
槍も炎を空間が途切れれば僕まで届かぬ道理。」
中島「な………
(そんなの……攻撃の仕様が無いじゃないか!)」
芥川「そして僕、約束は守る。」
芥川の黒獣は中島の片脚を喰った
中島「ぎっ、ぎゃぁぁぁぁぁぁ」
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黒蝶レレン(プロフ) - ありがとうございます!更新は少し遅いかも知れませんがこれからもよろしくお願いします! (2018年8月18日 21時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - すごい面白いです!!これからも、がんばってください(´˘`*) (2018年8月17日 23時) (レス) id: 05d93118bd (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶レレン(プロフ) - 指摘ありがとうございます!普通に忘れてました。 (2018年7月24日 15時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月24日 12時) (レス) id: b63bf3be69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒蝶レレン | 作成日時:2018年7月24日 11時