23話 危険人物 ページ25
カチコチとぎこちない動きをしながら依頼の準備をするな中島さん
貴方「大丈夫ですよ、中島さん。
谷崎さんとナオミさんも一緒に来て下さいますし。」
中島「でも、初仕事ッて。」
貴方「下手に緊張してたら逆効果です。」
中島「そうだね。」
そんな話しをしていると国木田さんが近づいてきて
国木田「おい小僧、小娘。」
もう何も云わないことにしたよ…云うだけ無駄だもん
貴方「どうしたんですか?国木田さん。」
国木田「不運かつ不幸なお前らの短い人生に些かの同情が無いでもない。
故に、この街で生き残るコツを一つだけ教えてやる。」
そう云い国木田さんは1枚の写真を手帳から取り出した
国木田「こいつには遭うな。遭ったら逃げろ。」
見せられた写真には黒髪に黒いコートと襟元から見えるフリル付きのシャツを着た男
中島「この人は──?」
太宰「マフィアだよ。」
貴方「マフィアって………」
太宰「尤も、他に呼びようがないからそう呼んでいるだけだけどね。」
国木田「港を縄張りにする兇悪なポートマフィアの狗だ。名は芥川。
マフィア自体が黒社会の暗部のさらに危険な連中だが、その男は探偵社でも手に負えん。」
貴方「どうして危険なのですか?」
国木田「そいつが【能力者】だからだ。
殺戮に特化した頗る残忍な能力で軍警でも手に負えん。俺でも────────
奴と戦うのは御免だ。」
同時刻──街のとある交番で
ゴホゴホッと咳を激しくしながら一人の男性が交番に入っていった
?「道に鞄が落ちていました。遺失物かと。」
警察「ああ、落し物ね。じゃあこの書類に詳細を───」
警察2「おや?あんたどっかで……………」
?「………流石、もう看破なされたか。」
ズズズズズ
?「やはりこの街の軍警は頗る優秀だ。」
警察「おい真逆こいつ手配書の──?!」
交番に入ろうとした女性が男性とすれ違った
女性は何も思わず交番の警察に尋ねるように声を出した
女性「あのォ、道をお尋ねしたいんですが──────ひぃ!?」
中には惨殺された警官二人
交番の外をたまたま歩いていた人達は
通行人「うわッ、何だコレ」
通行人「やべェテロか?」
女性はすれ違った男性を見て
女性「あの男──」
ドオッ
交番は爆発した
男性は携帯を取り出し
?「終わった、次は?」
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黒蝶レレン(プロフ) - ありがとうございます!更新は少し遅いかも知れませんがこれからもよろしくお願いします! (2018年8月18日 21時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - すごい面白いです!!これからも、がんばってください(´˘`*) (2018年8月17日 23時) (レス) id: 05d93118bd (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶レレン(プロフ) - 指摘ありがとうございます!普通に忘れてました。 (2018年7月24日 15時) (レス) id: 3ec97ddbec (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月24日 12時) (レス) id: b63bf3be69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒蝶レレン | 作成日時:2018年7月24日 11時